今日は朝からU-13大会があり堀金コーチと二人で帯同してきました!!

天気は雨。朝から小雨が降っていたのですが幸いにも1試合目という事もあり、グランド状態も良いままで試合をさせていただきました。会場の河合中さんは準備、運営をしてくださった上に、自分達の試合が先にないのでみんなは用意をしてもらうだけの立場でした。そういう事にきちんと感謝をしてプレーをしよう!という事でまずは会場にお礼の意味を込めた挨拶から今日のスタートとしました。

代表をしてくれた周哉くんはちょっとお礼にしては言葉が足りませんでしたが、これも経験。何故礼をするのか?どういう意味なのか?を理解しての言葉。本当に大事です!
一人一人がその気持ちを持っていれば大きさがでかい、小さいは関係ないと思いますしね。

朝一番、しかも雨という状況だったので少しいつもより早めにアップを開始し、みんなで体と心を温めました。

準備をしてもらって、グランドを使えるありがたみを持ってやるようにしました!

最初はステップを中心にやっていく事で体を温める事を重視しながらもドリブルなどを入れてボール感覚も大切にしてもらいました。ですが、一番はチーム全員が『大会という特別意識を持たない事』です。一つの試合。一つの日。一つの時間。何も特別な事はありません。

だから『いつもらしく』もなく、『出来る事をやるだけ』になるのです。その考えの元でスタメンを決めました。技術だけをフォーカスすれば今日のメンバーがスタメンではないかも知れません。でも、チームとしてこだわっている以上は『自分が自分の出来る事をやる、成長させようとする』という姿勢を最優先しています。当然それは試合という中でもその姿勢を持ちながらやれるかどうか?です。それを育成と考えているからです。

シュートまで意識を持って練習をしてもらい試合を迎えました。

試合が始まる前、会場は何か『異様』でした。。。

相手は中町中。地元。知り合いだらけ。それは子供はもちろんですが、『大人同士』もです。変な感情が入り混じっているから、会場の空気がおかしい。

何を観に来られたのか?
何を観ようとされているのか?

地元同士すぎてやたらと多い保護者の数に大きな違和感。応援してもらえるのはもちろんありがたい。でも、相手が中町だから?FALCOだから?って感じが伝わってくる訳です。こういう空気に囲まれると子供に『平常心で』と言ってもそうはいかなくなってしまうものです。

相手のチーム、コーチ、周りの声に振り回されている子も感じました。何かを見せつけようみたいなおかしな気持ちも見えました。会場の声を拾いながら聞いていると違和感しかありません。。。

大会って必要なんだろうか?と・・・。

何に勝利する事が正しいのか?

自分ではないのだろうか?自分の出来る事を毎日精一杯やっていく事の積み重ね以外なにものでもない。でも、今日は同じ会場に8チームが集まっていたが、やはり聞こえる声のほとんどが『この試合に勝つ為』になっている。

間違っているとは言えない。それぞれのチームのやってきている事、狙い、考えがあるだろうから。

ですが、『子供を育てる』という観点からも相手チームの選手から聞こえる『削れ!!』っていう声。選手がその言葉を発するのは周りの大人がそれを平気で『必要な事・やるべき事』なんて教えをしているからでしょう。育成の過程で、仲間と協力するだとか、相手を尊重する事を教える立場の大人がそれを平気で言わせているとすれば、それは絶対に違うと感じる。何をやっても良いのではない。

そんな違和感が他の試合でもあちこちから聞こえた。

何を楽しみで観戦しているのだろうか?勝敗という結果、得点という結果にしか興味がないのだろうか?・・・・と言うより大事な所が見えていないだけなんだろうな、と思う。

強い、うまい、弱い、下手・・・・それが一人一人の選手を評価する『全て』でしょうか?

改めて、イベント事は好きではない自分に気付いた。

日々よりも、イベント、記念日、大会、そういった『特別っぽい日』に何かを残そうとがんばる姿が好きではないからです。

毎日の積み重ねとか、日頃の行いとか、都合の良い時は引き合いに出しておきながら結局は『結果』だけで評価をしてしまう狭い大人の考えを何とかしないと子供は育っていないと本気で思う。

大会をやる意味、意義がこの地域にあるんだろうか???大きな疑問を持つ一日となった。応援、声援。それは大事!子供のエネルギーにもなる!!

でも、『そうじゃない声』が多い事が残念。審判もしたけど、子供同士でもそういう声が耳につく。この地域で育っていく為にやるべき事、再確認出来ました。

結果に惑わされない、目指すものがやっぱり違うという事を理解出来ました。

雨の中、会場運営をしてくださった河合中学校の皆さん、本当にありがとうございました!