今日は夕方から加美スクールがありました!!

道中、道は雪も溶けて問題なかったのですがあまり人が通らない道だったり、日が当たらない箇所の雪は凍って残っていたし、何よりも加美という地区は本当に縦長の地域で北部のほうになると気温も天気も全く違ってきます。今日も体育館前にはものすごい雪で車のタイヤが埋まってしまいました(笑) スクールに到着し、最初の作業は車から体育館までの数メートルの雪かきでした(笑) この地域に生まれ育った以上はこの天気と向き合っていくしかないし、こういう状況も前向きに、『風情があるな〜』ってぐらいの余裕を持って見たいと思います!!

実際、この雪景色って綺麗なものだし日本らしさの一つでもあると思います。この中でどう知恵を使って生きていくか?も住んでいる人間は考える事が大事になってきます。

子供達の中にも送迎が危なくて参加出来なかった子もいましたが、集まってくれたメンバーも一緒に今日も積み上げていくようにしました!!

スクールのほうは序盤は寒さも厳しかったし、みんなで試合をやりました!!

3,4年生と6年生でやっていたのですが、3,4年生が喰らいついたり、先手のアクションで6年生の逆を突くというシーンも増えてきました。この試合では良い意味で6年生が手を抜かないから3、4年生がものすごく伸びます。良い笑顔を出しながらも局面は真剣にやりあってくれるのでお互いにとって良い時間となっています。体格を活かしてではなく、技術できちんと圧倒するとか勝負に勝つなんて事も6年生は見せられるようになっているし、それを肌で体感する事でまた3、4年生も成長していくんだと思います。

コーチも一緒にやりながら子供の逆を突くというイメージを常に持っています。どうすれば抜けるのか?という理屈を体で教えたいと思っています。学ぶ子は学ぶ。それで良いと思うし、真似をする必要はないので自分がやりたいと思えば勝手に真似をしてくるだろうと思います。

そこからスクールを開始し、最初はレベル10キャッチをやりました!!

みんなレベル6をクリア、もしくはそれに近い所まで出来るようになっています。自分とボールの関係性が高まっているけど、問題として観ているのは『この種目専用』になっている事ですね。本当は、一つのきっかけで全部の動き、プレーに繋がらないといけないのですが、この種目の為の練習みたいに成果としては出ている感じなので、リフティング、ドリブル、色々な部分で繋がるようにする為の言葉の使い方を工夫していきたいです。

もちろんそんな中でも自分でうまく繋げている子もいます。特に4年生の面々が心が柔らかくなってきているので吸収が早いです。6年生はみんな比較的真面目過ぎて楽しみながら、って感覚を持てる余裕がないのかな?って感じです。ここはうまくほぐしながらやっていきたいし、スクールの中では前向きに、笑顔が増えてきているので常にそうあってほしいな、と思います。

そこからはまたボールを一緒に遊びました♪

この地域の子供達は『ボールを触る』という感覚に支配されています。触ればうまくなる、多くの時間やる事がうまくなる、と信じています・・・。ですが、本当は触るだけではなく、時間を掛けるだけでもなく、『ボールと友達になる』事なんだと思います。友達とはお互いを理解した関係だと思うのです。

つまり、自分がボールを理解し、ボールに理解してもらえる事。

何それ???

ってなるかも知れない。だけど、ボールを扱うって事はボールに好かれるかどうか?なんです。今日も子供達には『今日出来なくてもいいけど、うまくなる為のきっかけを残そう!』という感じで、自分で何かを得るという感覚を持って帰ってほしいと思っています。
その事に多くの時間を割いているのですが、この地域が雪が多くて不便があるのと同じで、この地域の子供達の感覚がそういう所であるという事も理解して指導をするのは当たり前の事なので、相手に期待をせずに自分が変えていける大人でありたいと思います。

しっかりとボールと遊びました!ボールを自分がどのように関われば操れるのか?

頭には成功のイメージが出来ても体が言う事を聞かない、なんて事も経験してきています。ゆっくりですが、『原因の根っこ』に向き合おうとしてくれています。だから成功の材料を見つけやすい。

料理をする時でも、感覚の良い人は『レシピ』ではなく、『ちょっと薄いから醤油を足そう』みたいな事が分かるように原因に対しての対処が出来る、出来ないが『上手、上手じゃない』の分かれ目のような気がします・・・。

だからメニューありき、ではなく自分の考え方がやっぱり一番大事!どうすれば良くなるか?思う通りに出来ればきっと楽しくなる!そう信じてやってほしいと思います。うまく遊べるようになってきた子は最後の試合でも、自分の表現の仕方、遊び方がうまくなっています。ひたすら一生懸命にしか出来ない不器用な子もいますが、それも性格ですから長所として残しつつ『こういうやり方もあるんだよ』って加えていければ、と思います。

一人一人違うから面白い。

子供と接するとそれを実感します。自分は自分という一人だけど、自分以外と接点を持てば相手から違いを学び、自分のプラスになる事も多い。そういう発見を自分もやるし、みんなも自分と向き合いながらも自分以外から学ぶ姿勢を持って毎日を過ごしてほしいと思います♪