今日は朝から中町南小学校さんでの体育授業の最終日でした♪

全部で7回の体育授業を行わせてもらう事で、学校での子供との距離も随分と縮まりました!最初は『何かおるぞ〜』って言われていました(笑) 見知らぬおっさんが来ていればそうなるのは当たり前ですね。それから3週間過ぎてきた中でもう休み時間や授業の合間になれば『ゆおコーチ〜〜!!』って呼んでもらえるようになりました。

子供が大人を認める事。大人が勝手に『言葉遣いをちゃんとやれ!』なんて指導をする以前に、そういう敬意を持たれる振る舞いを出来ているのか?を見直さないといけないと思う。子供は本当に純粋で素直です。認めた相手にはきちんと話せるし心も開ける。自分はまだそんな子供全員の心を開く事は出来ないけれど、それが出来る大人になりたいと常に考えています。

少しずつです。本当にちょっとずつです。3週間掛けて名前を呼んでもらえるという進歩。些細でありながら、確実に大きな一歩。子供と自分との距離をまず埋めないと大切な話なんて出来ません。それを痛感させられた今回の中町南小学校さんでの時間。

最終の今日はまた2年生と5年生をさせていただきましたが、両方本当に最初の印象とは全く違うものとなりました。笑顔を向けてくれるようになり、その表情も柔らかくなりました♪自分から心を開く事の大切さを心から思えたこの大切な時間をまた自分の現場に活かしていけると思います。

夜は西脇スクールがありました!!

子供との関わりの大切さを持ったままスクールのほうでも、一人一人と対話しながらやろうと心掛けていきました!地域も多可、西脇、加西地区から参加してくれている事や学年も上はファルコの中学生から下は年長さんまでという幅広い年代が集まってくれています。この広い年代で出来る空気を大切にし、子供同士がお互いに何かの刺激を受けたり、与えたり出来る環境を作っていきたいと思います。

練習中も一緒にボールを触りながらも全員と対話していきました!一人一人の考えている事や狙いを聞いたり、話したり、一緒に考えたり・・・。それが出来るって本当に楽しい事だと思いました。子供達もよく考えるようになっているし、自分で自分のやっている事を理解したり、向き合ったり出来るようになってきました。その成長が行動に表れているし、成果もあちこちから見えるようになっています。

子供はいつも考えている。

それを前提に自分(大人)がいる事が大事。自分基準の考え方ではなく、子供を信じる事。そこが子供との距離を埋める最大であり、最低限の大人からのマナーだと思えるようになりました。子供の考えも聞かずに、自分の考えだけを押し付けたり、知らず知らずの間に自分の考えの方向へ向かわせているなんて事がよくあります。

それをどこかで大人が気付いていければきっと環境は変えられます。子供がサッカーを、運動を、スポーツを嫌いになる原因はいつだって大人のせいなんです。好きで始めるのは子供。嫌いにさせるのが大人。鳥取でのコーチが言われていた言葉であり、自分の胸にも突き刺さるものがありました。

だから楽しいと思って始めたものを楽しいと思い続けさせる事が大人にとっての使命であり、それが教える側の楽しさになればいいなと思う。

今のスクールには随分笑顔が増えました!!

ちょっと前の自分は『一生懸命にやりなさい!』って思いが『真剣・真面目』って言葉になり、それが『がむしゃらにやっている』という姿で評価をしていました。

でも、それって『自分がやってほしい形』であり『子供がやりたい、なりたい形ではない』という事に気付かされました。自分で自分に正しいと言い聞かせていたのですが、その『力み』が一番子供にプレッシャーを与えていた事には気付きませんでした。。。それが分かった今、子供には力を抜く事を伝えています。

『顔を上げろ!!』って真剣な言葉で大事なんだぞ!!って強気の言い方をする方たくさんいますよね?自分もその一人でした。でもね、よ〜〜く考えれば分かるのですが、『どうして顔って上がらないのか?』なんです。やっている子供は大人の圧力によって失敗を恐れ、その結果顔を上げられないのです。ボールだけを観て失敗を減らそうとがんばってしまうからなんです。だから、本当に顔を上げる事が良い事だと、大事だと思うのであれば『力を抜いて・余裕を持って』って言葉になるのです。そうすると、自然と顔って上がります。余裕があると観れるのです!誰かが言わなくても観るんです。

その力を引き出す作業を今やろうとしているし、それが形になってきている所です。

興味のある事に、興味を持った子が、自分の口で質問をしたり、自分の目で見たり、自分の心で感じるのです。

それが出来るようになっているから、人から学ぶ、人から教わる回数が増えています。誰かのプレーを『うまい!すごい!』って素直に認められるようにもなっています!人の良さを見れる人は自分もそうなれるのです。

人の批判しか出来ない人、もしくは批判の言葉のほうが多い人は成長はしません。

自分は成長したいから批判よりも成果を観ようとしています。子供からは多くのヒントが出てくるし、年齢の幅が広いからこそ得られるものも大きい。必ずしも『成功』という形で気付くとは限りません。うまくいかなかったという失敗から気付かされる事も多々あります。ですが、うまくいかない事からも目をそらさずに向き合っていけば必ず次の成功へ繋がるのです。

そういう『先の成果の為の今』という位置づけで慌てず、焦らず、ゆっくりと子供達との時間をこれからも楽しみたいと思います!