朝から最高の天気に恵まれた中、今日は北播磨カップの決勝トーナメントでした!
先日の予選リーグの際には他力によってこの決勝トーナメントに進ませてもらった形となりましたが、この場であろうが下位トーナメントであろうがみんなが過ごす一日の価値は自分達で作れるものだと思っています。相手がどうこうで得るものが変わるというのではなく、まずは自分自身が何かを得ようとする努力をするほうが先です。その事に対しての考え方がちょっとずつではありますが、確実に進んでいる今ようやく・・・・ようやく『意味のある一日』を過ごせるようになってきたのです。
これまでは『調子の良い一日』だったり、『運が良い一日』みたいな自分の都合で良さを決めてきたはず。でも、今は『自分で良くする』事に意味を持てるようになってきた。こうなってきてからの『結果』には当然意味が出てくる。
今日もそんなみんなの価値がどのようなものとして残っていくのか?を楽しみに帯同させてもらいました!
アップから気負ったりさせずに、ありのままの状態でさせる事を第一に考えていました。
昨日の練習での様子も考慮し、無理をさせたくない子、がんばっているのを知っているだけに負担を和らげようと考えた事もあって短い時間のアップになりましたが全身を動かす事、頭を動かす事、心を整える事を考えてやるようにしました!
良い表情、雰囲気を感じながらもアップ=準備という位置づけで自分のテンションもうまく上げようとしている子などを観察させてもらいました。自分にはスタメンを決めるという役割があります。試合の流れの中で試したいという思いもあります。本当は全員を試合に使ってみたいと思うけど、なかなかそれは簡単なものではありません。平等って言葉は何でも同じという訳ではないので、その意味を考えた上で今日もスタメンはテーマに対してしっかりと理解しながら行動として出せている子を選んでいきました。
ポジションよりも『テーマに対しての具体的な行動力』を評価しています。誰がどのポジションって事も自分が当てはめるよりも『自分の武器を理解し、その上でのやりたいポジション』を優先していきたいと考えています。
その為に多くの対話をさせてもらっています。
少ない規模のチームであろうと、大規模であろうと悩みというものはどこにもあるはずです。でも、良さもあるのです。自分は少ない規模だからこそ一人一人と顔を向けてとことん話をしていきたいと考えています。子供が理解出来る、意味を持って活動出来る日々にしたいのです!
試合が出来る事、練習が出来る事、サッカーが出来る事、それがどんなに素晴らしい事であり、感謝するべき事なのか?を日々に、毎日に思う事が出来るようになれば誰がどのチームでやろうと関係ないんだと思っています。そして、自分はこのファルコを選んでくれた事に対して感謝をしているからこそ一人一人を大切にしたいと思う。全ての経験が『成功』ではないし、失敗のほうが多いがそれだけで終わらせるのではなく『そこからスタート』というつもりでやっていく!
そういう意味では『スタートライン』にようやく立ってくれた感じ。新チームになって半年。ようやく自分達がサッカーをやる意味、やれる喜び、試合が出来るありがたみ、などに気付き始めている。
今日の試合相手は小野中学校さんでした!
開始のファーストプレーで乱れ、そのままわずか数秒で失点。サッカーではあまり起こらないような形ではありました。ですが、それがどうして起きたのか?はやっぱり準備不足なんです。個人のミスではなくチームとしてのやるべき事が出来ていないという事。ファーストボールをいきなり下げないといけないルールもない中で、『何となく下げる』から責任転嫁がもうすでに始まっているのです。
その事に気付けた大事な経験。失点の痛みは結果に反映されます。それでは勝てません。でも、気付かせる事が出来るのであれば負けは失敗ごと受け入れないといけません。負けた時だけ、そのシーンだけの修正だったり言葉掛けだったりをしてその場を取り繕うのは簡単。でも、本質の改善とは目に見える場所の改善ではない事をいよいよ分かるようになってきました。
今日の試合は本当に学びが多かった。
誰かの調子が良くてもみんなが良い訳ではない。それはどの試合でも当たり前に起きる事!その際にお互いにそれを察知し、助け合えるようなチームになれば・・・・『人に対するアンテナを敏感に』していけばきっと良くなる。
このメンバーと一緒にやれる事を今でも誇りに思える。
決して強いチームではないけれど、一緒にやるだけの価値は十分にある。最初のみんなを知っている人なんていないし、今日だけの、この場だけの評価なんて気にする必要はない。みんながこの1,2年間で成長している部分なんて誰にも分からないものなんだから。
それよりもむやみなプレー、無意味なプレーが本当に減った。意味や意図が感じられるようになった!大きな成長はそこに感じる。結果を優先して観ると、人はすぐに悪い面を見てしまうし探してしまうもの。自分も昔はそうだった。
でも、今は成果に目が向いている自分がいる。一喜一憂がなくなった事で見れるものも増えた。自分の視野が広がれば子供の可能性も広がる。子供の為にも自分が成長しなければいけない。だからこそ目の前に一喜一憂しない自分である事を大切にしたいと思う。
自分の選択は間違っていなかったと言える選手、自分になれるようにまだまだがんばりたいと思います!!