今日はクラブユース大会の初戦となりました。
自分達の試合の前に審判があったし、それをやってからになったのでアップにも帯同は出来ないし、様子を観察する事も出来ません。それは分かっていた所なので昨日の段階でリーダーにはその事を伝えていたし、自分達でしっかりとミーティング、アップ、試合までをやってもらう事になりました。
なかなかスッキリしない天気だったので、一日肌寒さがある中でしたが環境自体は天然芝の素晴らしい環境だったし、対戦相手も非常に個々の技術レベルが高い神野さんだったのでみんなにとっても色々確認する上でとても良い環境が整っていたと思います。
昨日の練習試合で多くの課題を事前に露呈出来ていたのは良かったと思うし、それをプラスだったと思えるかどうか?も今日の試合には大事な部分だったのでみんなの決意、経験への感謝がどれだけ試合に出るか?が楽しみでした。
自分が審判をした立花さんも非常に面白いサッカーをするチームで、拘りが半端ありません。誰もが少しは急ぎたいと、早くやりたいと思っている所でも慌てないし、急がない。そういう中で技術をしっかりと発揮出来る状況を自分達で作れていました。
急がないから相手を感じる余裕があるし、その逆を突く動きは見事でした。一人一人がそれを狙っている事もよく分かったし、結果だけで言えば敗戦となったのですが、よくボールを触っている。ボールと戯れているというのが伝わる試合でした。サッカーは技術『だけ』では勝利の結果がついてきません。でも、技術がないと始まりません。
そんな事を改めて感じさせてくれる試合だったし、良い試合の審判をさせてもらえたと思いました。
昨日、春休みの課題になっていた『立ち上がり』に関しては良い流れを作れていたと思います。
強気で良いプレーを果敢にやれていたし、相手にとっても嫌なプレーは出来ていたと思います。良い入りをすれば当然チャンスも訪れるものです。相手のやりたい事をやらせないような形が序盤にハメられた事は良かったと思う。でも、油断をすれば一気にやられるだけの怖さも常にある相手だったので、攻めている時にも守備の準備をしておく事は必要でした。
でも、それもこちらが言わずとも経験から学んでいる選手達は準備に対しても早かったし、冷静な対応が多く見られました。そこから流れのある攻撃を仕掛け、力哉くんの久しぶりとなるゴールが決まり先制に成功しました!!
前半をリードして折り返したのですが、ピンチももちろんあったしそれはやっぱり自分達から失ったボールがほとんど。
ハーフタイムにはチームとして意識すべき点を3つだけ伝えました。
・フリーならばもう少し相手を自分に引き付ける事(次の仲間がフリーになるように)
・同サイドからの攻撃(無理に反対へ運ぼうとしない)
・一発の展開は効果的ではない
という3点を伝えました。選手達は良いテンション、表情でがんばってくれていたので良かったと思うし、この試合に勝つ為ではなく『チームとしてもっと良くなる為に』という事で話をしました。目先に目と心を奪われないようにきちんと目的を持ってやる事を伝えましたが、後半は開始早々に崩されて失点をしてしまいました。。。
余裕とまではいかなくても、一瞬気が抜けたのでしょうね。その甘さのツケもきちんといただきました。
一進一退で面白い内容だったのですが、入り込み過ぎない事だけは促していきました。
その中で交代を待つ選手達の様子も見ていたのですが、『俺を使ってください!!』って野心の見える子はいませんでした。スタメンだけで試合が出来る訳ではないし、一人一人がチームの為にやるべき事をもっと話とかして行動に繋げてほしいと願う。
自分の武器、その活かし方に仲間を使う、協力する事を理解してきたスタメンメンバーと、自分の事しかまだ頭にないメンバーとの差。ここの差が大きいと良い試合も出来ません。
みんなが同じ感覚で前を向けるかどうか?まだまだ挑戦はこれからです!がんばりましょう!!大会運営をしてくださった西神さん、ありがとうございました!!