昼間の暖かさが嘘のように夜はまだまだ冷え込みます。
が、熱い気持ちを持った小学生達が参加してくれる『エリート塾』が本日から開始という事になりました!これは小学生の5,6年生を対象にして中学生のファルコと一緒に活動をするというものです。中学生のみんなが多種多様な方々に触れ合う機会の中から多くを学ばせてもらった経験を活かし、自分達が意図的に関わりを持つ機会を作ろうという狙いがまずあります。
そして、反対の立場として小学生も中学生や年上と関われば新しい発見もあるものです。そういうお互いにメリットのある状態でやれば絶対に良いものが生まれると信じているし、この企画をスタッフで考えた時から教え合うとか学び合うイメージを持ってやりたい事を話し合ってきたので、いよいよそれが実現出来たという流れです!
前向きに取り組みたいと思っている小学生が4名参加してくれました♪本当にありがたい事だし、この刺激が中学生にも多くの収穫となっていきます!
ここ半年間ほどで、中学生の『人への関わり』は圧倒的にうまくなりました!
他のチームと交流させていただいた事ももちろんだし、チーム内の仲間ともそうだし、一番は『自分自身と向き合い出した』からだと思います。自分はどうなりたいのか?どうしたいのか?などを考えて行動していなかったのです。それを自分で向き合って考える事によってやるべき事が見えてきたし、それが見えた上で集まった仲間の意義も出てきたという感じ。
そういう中でこうした繋がりが枠を越えて広がっていく事で、みんなの対応の仕方や言葉の掛け方、雰囲気のつくり方など本当にうまくなってきていると思います。だからこそ、一人一人がこういう自分達にさせてもらった周りへの感謝を忘れないようにしてほしいし、その気持ちを行動って形でお返ししていけたらいいですね!
最初は小学生もさすがに緊張した面持ちでしたが、すぐに慣れてきました♪
今日自分が全体を観ながら思った事は、
『プレッシャーを与える距離感』
というものがあるように感じました。小学生にしたら年上がたくさんいる中で緊張するのは当然で、その上で一人に対して5人も6人もが取り囲んで色々伝えようとする。それは悪くないし、良い表情だったから怖くはなかっただろうけど、やっぱりもうちょっと離れたほうが良いのでは?って思いました。でも、それは同時に自分自身に対しても言える事なので、選手と個別に思いを伝える時は別として全体に話す時などは距離感も少し考えてやっていこうと思いました。
色々な子供が色々な事を気付かせてくれるのは本当にありがたい事!身に染みます!!
今日は序盤はボールをたくさん触る事(全身を使って)。次は足元で扱う事(ドリブル)。それを対人でやる事(1対1、2対2、全体の中での1対1など)。という流れでした。
毎回こういう流れは変わりませんし、変えるのは『今の自分の考え方』です。何度も何度も説明しないと伝わらないのですが、『がんばるな!』って言葉は『手を抜け!』ではありません。力を抜かないと分からない事がたくさんあるという事を知った上で、全力での事もやりなさいって事。全力しか知らない・・・って考え方を変えるのです!
今日ビックリしたのは、あまりに勢いに頼る子が目についたので『ダッシュは禁止ね!』って伝えると、途端に歩き出したのです(笑) この考え方の幅の狭い事(笑)
ダッシュ以外の走り方を知らないのですか???マラソンも終始全力ですか???って思うぐらいにビックリしました(笑) それが彼等の本音。
まだまだ未熟だな〜って思ったし、そうしか伝えられていない自分の未熟さに驚きでした(泣)
そこからは小学生もあまり経験した事のないようなハーフコート内での20人対20人ゲーム(笑) ボールは10個!!
何でも出来る!
でも、考えないと、見えないと、何にも出来ない!そういうゲーム。
いくらでも試せるし、いくらでもチャレンジ出来るけど、そういう発想自体がないと全てが勢いで終わり、全てが『結果のみの評価』で終わる。
結果のみって???
・勝った
・負けた
・強かった
・弱かった
・点を決めた
・相手のボールを取った
みたいな事です。考えなくても出来た事だけが残るって事。それでは意味も価値もありません!どうしてそれが出来たのか?自分がやろうとした事が出来たのか?という部分をしっかりと考えた上で『今日はこういう事が出来ました』をきちんと残せるように自分の頭の中を柔らかくしていきましょう!!