うまくいかない時がある。

うまくいかない時のほうが多い。

どうしてもコーチをしていると、子供の『一番良い時』を『基準』にしてしまう事がある。

もっと出来るだろう???勝手に決め付ける。

そんな事はない。自分も毎日何かのトレーニングをして『今日の精一杯』の段階までやりこんでみる。でも、毎回ベストの記録が出るはずもない。体調もあるし、食事もあるだろうし、前日の疲れだってある。ただ、常にベストの自分を基準にして勝負はする。

自分自身は自分と勝負出来る唯一の相手だとみんなも思ってもらいたい。

昨日の大会でコーチが3年生に厳しく伝えたのは『自分から投げ出した姿勢』に対してであり、出来なかった事に対してではない。この意味を自分自身も深く考える。

毎日トレーニングをしていると負けそうになる自分もある。自分で言い訳を決めて辞める事だって出来る。

『今日は雨だし・・・』
『昨日がんばったし・・・』
『今から練習もあるし・・・』
『明日朝早いし・・・』

なんてね。言い訳なんて作ろうと思えばいつでも、誰でも、どんな事でも出来る。言い訳なんてやらなかった後の自分を肯定する弱い気持ちが作り出すものだから。

それを分かっている上で、毎日のトレーニングを行う事で、自分が自分の体験と姿勢でみんなに伝えている。

今日も現状と向き合い、あがいている選手と話す機会があった。

みんなががんばっている事も知っている。だけど、自分で自分ががんばっていると思ったら終わり。自分にだけは嘘はつけないものなんだ。

もっとがんばっている人がいる事をみんな知っているし分かっている。

でも、自分の事も誉めたい、誉められたい、認められたい。

その気持ちとの勝負なんです、毎日、毎日。

そう考えれば何かが成功したから有意義な一日ではないはず。有意義な一日にする為には、自分に負けない自分をつくる事しかない。何もないような一日を『今日しかない今日』と思えるかどうか?だと自分にも言い聞かせる。

分かってください、とは言いません。でも、それしかないって事なんです。言い訳しながらでも生きてはいけます。やらない理由をやれない理由のように見せかける大人の考えを子供に教えてはいけないと思っています。

教える立場の人間が何をすべきか?

考えさせられます。

『毎日がんばっています!!』

胸を張って言える自分になります。

うまくいかない時間も含めて毎日楽しめている、が言えるようには成長出来ました。ですが、がんばっているとはまだ言い切れない自分。もっとがんばっている人がたくさんいるからでしょうね。

自分だけを基準にすれば、『がんばった』は誰だって言える。
他との比較で生きてほしくはないが、他がいるというのは比較が出来るという前向きな考え方は出来る。
『がんばった』ではなく、『がんばっているね』と言われる事に意味を持ちたい。

教える才能がつくづく足りないと思う今日このごろ・・・・。
伝える能力が足りないと思う自分。

でも、やっぱりサッカーが大好きで子供に関われる事が何より幸せだと思える事は誰にも負けないと言い張れる。足りない部分は気付きのタイミングで修正出来る。短所は長所で上回ればいい。

外は嵐のような天気。

でも、やれる事は誰にでもある。有意義な時間は平等な時間の使い方によって決まる。

言い訳をなくしてがんばってみよう!