さぁ!サッカーだ〜〜〜!!!
と思っていますか???
がんばらないといけない・・・とか思っていませんか?
今日の八千代スクール!いつものようにスクール前にみんなで集まって、チームを決めて試合を行ってくれました。ただひたすらにその様子を観察していた自分ですが、圧倒的な違和感がありました。。。
『誰も笑っていない』
のです。ビックリするぐらいに必死にやっているのです。みんな試合での喜びは勝つ事だけなのでしょうか?もしくはそうだと誰かに教えられているのでしょうか???
その疑問で頭がいっぱいになりました。
なので、スクールを始める前に少し対話をしました。
『ねぇねぇ!今の試合楽しかった?』と聞くと、
『あんまり・・・』と言うのです。
『どうして?』と聞くと、原因すらよく分かっていないのです。
この状態だとそら勝敗だけで価値を決めてしまうんでしょうね。隣の町のチームより強い、勝った、なんて世界で一喜一憂してしまうのでしょうかね?目指しているものって何なのでしょうか?
『あのね〜。。。コーチはこんな息苦しい試合をしてほしくないし、させたくもないのよ』って話をして、『笑顔の出ない試合なんて何も残らないよ』と話しました。
一生懸命、まっしぐらに!みたいな言葉を美学のように思っていた時期がありました。
がんばる事が当たり前だと思っていました。
ですが、その時の事を振り返ると自分の中には大したものが残っていません。それよりもつい最近の、ここ数年の自分の圧倒的にうまくなっている。
鳥取での出会いが大きかったと思うのですが、最近は特に『これをやりたい!』と思った技が次の週、次の日に出来る事もある。体を扱えるようになってきたからです。それまでの自分は自分が出来ない事は教えられないと割り切り過ぎて自分自身が努力する事をしていなかった。でも、今は自分も出来るし伝えられる。
面白いもので、伝えられるようになった最近のほうが敢えて子供には言わなくなった。言える材料が増えたのに言わなくなった。これを成長だと実感出来る部分。
知らない時のほうが、知っているように上から言ってたような気がする。正しいと思わせようとしていた。今のほうが明らかに知識も、学びも多く伝えられるのに自分から言う事は減った。今日も質問された時には、『あの子に聞いてごらん?』とか子供同士に出来るだけ学ばせようとしています。
自分が目指しているのは『自己解決』する力です。
教わるばかりじゃなくて、自分から疑問を持ったり学んだりする力です。
みんなにはその力があると思うし、それを引き出したいと考えています。
この考え方を知らない大人にすれば『もっとしっかりと教えてよ』と思うでしょうが、大人の為にやっているのではありません。目の前の子供が大人になった時にどんな武器があるのか?なんです。その武器とは『経験』で身につくものですから、その経験をどれだけ必要に与えられるか?なんです。
自分が主役になるのではなく、子供が主役であり、そうなる設定を作ります。与えられる事に慣れている子はどうしてもこの時期は戸惑いのほうが多い。実際八千代スクールでも数名います。自由になると何も出来ない子が・・・。
ただ、これはあくまで『出発点』ですから、ここからどうなるか?です!
靴は綺麗に揃えるようになりました。
荷物も整えられるようになりました。
今日出た課題は、『ごめんなさい』と『ありがとう』はなるべく即座に伝えなさい、という課題。
出来るようになっている事もたくさん!考え方も、表情も、少しずつ少しずつ前向きになっているし、柔らかくなっている。
一番の課題は、『自分が今どうなっているか?』を自分で理解していない子の多さ。これは大問題(笑) 『今こうなってるでしょ?』と言っても『え?』と気付いてくれないパターン。だから、どうしても時間は掛かります!でも変わる自信があります!!
やろうとする目はいいし、雰囲気も悪くない。
『がむしゃらが正義』という形を無理に押し付けられてきた習慣だけ。そこを外せられればきっと大きく変わる確信がある。
その日までコツコツやります!