大事な毎日、学びの日々!加美スクール♪

いつもいつも考える材料、育てる材料というものは身近にあるものです。

よくよく考えれば自分が目を先に反らせていたのでしょうね。同じような事が常に起きていたにも関わらず知らんぷりしていたような事が何度もあったんだと思います。それが自身の成長を遅らせた原因だった事は今になって分かります。向き合わなかった事による停滞の日々。これでいいか・・・と『妥協』を『妥当』だと言い聞かせていました。

そこから向き合う事を続け、何度も何度も子供との対話を繰り返し今日はまた一つの成果として出てきました。

加美スクールだったのですが、一番に参加してくれたのは4年生の凛太郎くん!元気に到着してくれたと同時に、

『今日喧嘩があってん!』と早々に報告してくれました。しかも喧嘩の張本人はこのスクールに参加してくれている二人というピンポイントさ!(笑)

明日は我が身

って言葉があります。いつ、誰に、どんな事が起きるか?は分かりません。二人だって喧嘩をするつもりで学校に行ったのではないし、事故なども起こそうとする人なんていません。他人事だと笑っていたらいつか自分の事になるって意味の言葉です。

だから、凛太郎くんにある程度の理由を聞いた上で今日はスクールの開始と同時にみんなで考えてもらいました。状況を説明し、張本人の二人も参加してくれていたので『どうして起きたのか?』という事から考えてもらいました。そして何が原因で、どうすれば防げたのか?まで一緒にみんなで考えてもらいました。

関係なくはない。

そもそも問題って根源はほとんど似ているものですから。だから上の5年生にも、下の2,3年生にも一緒に考えてもらいました。

喧嘩にはもちろん理由があるし、双方の意見もある。

どちらか一方的なもので片付けられない。

両者の言い分を聞いて、問題が二人だけにあるのか?まで考えました。

今回は学校でクラスみんなで遊ぶ際にサッカーをしたそうです。そのチームを男女で分けたそうですが、女子は女子でみんな同じチームになりたいというわがまま(笑) そのくせに勝ちたい気持ちもあるからサッカーの上手な男子がほしいと要求。それをまんまと鵜呑みにしてサッカーが得意な3人の男子を送り込む。そして、一緒にサッカーを開始したものの、誰かばかりがボールを触るから面白くないだの、女子相手には手を抜け、だのが出てきて揉めたそうです・・・。

ですから当人の二人だけではないようです。そもそも一緒にやるという事の前提からズレている訳です。一緒にやろう!と言うならば女子だけ固まりたい、って意見も冷静に考えないといけなかっただろうし、その条件でしかサッカーをしたくないならサッカーじゃなくて良かったのでは?ってなる訳です。だからスクールでも言っていますが『ルール』とはみんなが楽しむ為のものですから、最初にみんなでつくる必要があるんですよね。

そんな経緯を説明した上で意見を求めると、さすが5年生はしっかりと物事を冷静に判断した意見を言ってくれました!

やはり成長しているな〜って感じたし、物事を現象だけで判断しないようになってきているように思います。

サッカーの技術の所でもよく話す事です。例えばボールを足で止めたいと思った時に、止める足の事ばっかり考えているから出来ないのであって、原因は実はもっと他の所にある、って事です。

つまり、問題というものは見えている所以外に要因があるという事が多い。それをこうした問題をみんなで共有しながらサッカー以外の場面から学んでくれる事が大切なんです。

喧嘩をする事自体が悪いとは思わないし、子供のやる事ですから経験から学ぶ事も大事なんです。ただ、起こした後が大事!失敗の後、と同じで『やってしまいました』だけではなく『だから次からはこうします』を考えていこうという話をしました。

大事な子供を預かっていると痛感しているこの頃。

中学生をメインに見させてもらいながら、この小学生の年代にどれだけしっかりと考える機会を与えるか?大人が関与せずに子供達に考えさせられるか?だと思うのです。

うまくなるという事も結局の所はその『考える力』ですから。

今日も5年生からは多くの発見の声が飛び交いました♪

どうして今こんなに発見、楽しめるのでしょうか?

答えはもうコーチには分かっています。ちゃんと経験を経てこうなった事はまぐれでも、たまたまでもありません。

この5年生達のように今の2,3,4年生もどこまで成長していけるか?本当に楽しみですね!!一緒に学ばせてもらいます!!