『力む』のと『がんばる』のとちょっと違うんです。

そういう『ちょっとの差』みたいなものが大きな差になっていくものです。サッカーってスポーツはほんの10cmズレたら大きな結果の差になる事が多いし、ほんの0.1秒の差で変わってくるものなんです。だから、『ちょっと』だと思っている事を変えてほしいし、ちょっとだと思えるうちに変えてほしいのです!

今日は加美スクールを行い、元気に全員が参加をしてくれました!加美スクールの面々は参加してくると同時によく話しかけてくれます。一人一人が学校であった事などをそれぞれに伝えてくれる事が多く、本当に親になったような気持ちになります。前回は喧嘩をしてから嫌な気持ちで参加をしてくれた4年生達・・・でも、その失敗から多くを学び、今回は笑顔いっぱいで到着!!

『あれからはうまくいってる?』って聞くと、

『うん!ちゃんとチームをうまく分けてるよ!』と返事。

何かがあってきちんと成長しながら前に進む子供達。本当に良い時間を過ごしていると思います。

スクールを開始し、今日もレベル6キャッチからスタート!!

5年生は本当に安定してきているのですが、やはり全体として学ぼうとする姿勢が弱い。。。2,3,4年生は自分が出来ないにも関わらず『出来るようになろうとする方法』が分かっていないかな?!話はしました。

『分からない者同士がいつもくっついてやっていても分からないままだよね?分かる子、出来る子がせっかくいる時間に色々聞いてごらんよ!そうすると教えるほうも難しい事に気付けるし、お互いに成長出来るんだよ!』という事を言いました。

今日で7回目の加美スクール!明らかに1回目に比べて一人一人が考えて行動をしてくれています!2,3年生も最初はどうしても『指示を待つ人』になっていましたが、最近になって自分から動けるようになっています。そのほうが当然『出来る事』が増えるし、成果も多い。自分の発見が増えている事も事実です!

出来ない事は恥ずかしくないんだよ!出来るフリしている事が一番恥ずかしいんだよ!

という事を毎回話します。とは言っても自分が関われるのは一週間のうちのたったここでの1時間半だけ。自分の伝える言葉なんてあっという間に記憶の中から消えていきがちです。だからこそ同じ事でも、何度でも、何度でも伝える必要があるし根気がいる事だと思います。それでも必要な事は言わないといけないので繰り返しになりますが、伝えていきたいと思います。

ただ7回目という回数もあって、個々の積極性はかなり増えていますし、5年生は特に一人一人の成長は素晴らしいものがあります。どんどん自分の技ややれる事を増やし、挑戦し、磨き続ける慶悠くん。エリート塾にも参加してくれている事もあり学ぶ場が多い慶悠くんは好奇心の塊でもあり、自分をどんどん高めています。そしてエリートの時にこれを教えてもらったよ、という事もたくさん覚えている事がいかに自分から学んでいるか?を教えてくれています。

瑠くんは気配り上手!!練習前にも話をした時に『人に優しくする事は心がけています』と言うように、配慮の面では人一倍という感じです!だから下の子に教える際にも丁寧に、自分なりの言葉を使って優しく教える事が出来ています。

聖斗くんは自分の経験がしっかりとプラスに活かせている子です!3,4年生の時にうまく出来ずに落ち込んだり、恥ずかしがったりしてごまかしている姿が多かったのですが、今ではそういう経験をしてきた事により、自分が傷ついたりした経験があるからこそ年下の子に自分から歩み寄って困っている所を助けてくれています!ただ、敏感過ぎて『助けを求める前から助けようとする』所は、もうちょっと我慢してね!という事を伝えている所です!悪い事ではないので、タイミングさえ分かるようになればもっと変われるでしょうね!

那月くんは『インプット』と『アウトプット』の両方がバランス良く出来ている子。自分のプレースタイルに幅が広がっています。昨年まではスピードにだけ頼っていたのですが、今では左右両方に抜けるドリブルやアイデアも加味しています。年下に教える言葉を選びながら自分自身も学んでいるという状態。それがバランス良く発揮されていますね!

そんな成長した5年生に囲まれている事で2,3,4年生もストレスなく、がんばれる環境になっているのです!

きっと今のこの2,3,4年生も同じように学年が上がった時の変化はきっと大きいはずです。加美スクールの伝統と言うか成果は常に上の学年が良い手本になってくれている所にあります。それがずっとずっと何年も続いているのでこれからも続くようにしたいと思っています。

各自なりに自分のタイミングで聞けるようになっています。まだまだ集中力も足りない2,3年生はどうしてもずっとがんばろうとは思えません。ただ、それって自然な姿であり無理に強要はしたくないですから、自分のタイミングで1時間半のどこかで『今だけでもちょっとがんばってみよう!』というスイッチが入ればいいかな、って思っています。

自分自身が長い目で観る余裕がないとどうしても『自分都合の形』にしてしまうので、子供を窮屈にさせてしまう事になります。だからそうならないようにこれからも柔らかい気持ちと目と表情で見守っていきたいと思います!