夜はエリート塾生も参加してくれての全体練習!!

すっかり日が長くなり、開始時間にはまだ明るい季節になってきました。学年が上がってから2ヶ月が経過しましたがそれぞれ新しい学年にも慣れてきたという感じですね。

色々な立場からしなければいけない事はありますが個々が自分を磨き、自分の出来る事を増やすようにしてほしいと思います。

昨日の練習でも『関わりを感じながら』という話をしています。仲間、相手の事を感じる。観るというのは最低限であり、感じる事がサッカーセンスみたいな所だと思います。良い選手になる為にはこの感じる力は欠かせないし、新しい環境、次のステージに進んだ時にでもすぐに対応出来るようになる力は高めておかないといけないと思います。

そういう意味でも、今日は序盤から二人組でのゲームをやりました。

自分が思うように動けるかどうか?は相手の協力が必要で、その相手に合わせる力が自分にあるかどうか?を知ってもらうには良い機会です。ボールは一つ。

大勢の中で触れる回数、機会は限られている中でやはり何度も何度も関われている組は感性が強いって事だし、ほとんど触っていない組は感性が弱いという事。もちろん狙いを持って関わっていないとすれば間違いではないけれど、それをするならばきちんと仲間にそれが伝わっていないと意味がないという事です。

これを観るだけでも誰が良い感覚があるかどうか?がすぐに分かります。言われてからしか動けない指示待ち人間かどうか?ハッキリ見えましたね。

そこからは2対2をやっていきましたが、この時に話した事は、

『守備が何もしなかったら攻撃の練習にはならない』という事。

闇雲に強く、厳しく、ではなく自分が狙いを持った場所に関しては譲らない強い気持ちがいるという事は言いました。攻撃面はどれだけゆったり持てるか?見れるか?だけど、守備面は違うんだよ、という理解を求めました。

さらには攻撃のボールを持たない選手が『フォロー=寄る動き』になっている事も改善。仲間を助けるというのはボールをもらうだけじゃなく、『相手にとって嫌な動きをする事』なんだという概念を加えてほしいですね!

そこから人数を増やして8対8のゲームを行いましたが、意識が出来ている子は関わり、関わり方も両方の質が高かったですね!

でも、何も考えていない子は自分の役割を見つけようともしないから、誰かに何かを言われるまで動かない、という事が起きる。その状態の子には指示をしても同じ。結局言われて動く子はチームの為には機能しないという厳しい現実を伝えてあげないといけない事も『優しさ』だとコーチは思う。

何でもOK!が優しさではない。

それが自分が嫌われたくないとかって弱い気持ちでやらない選手がまだまだいっぱいいる。別に嫌われなさいと言ってるのではなく、感性の低い子に正しい事を伝える為には厳しい言葉になる事だってあるという事なんです。分かっていないならいいや・・・って流してしまうと、その子が試合で困り、その仲間が困るんです。その仲間の一員が自分だったら??と考えれば今伝えてあげるべきなんです。

みんなはまだ一つ一つの考え方を『一つの方向』からしか見ていない事が多い。

だから楽しいとか、うれしいとか、そういうプラスの感情でさえも広い視野で見ないといけない。楽しい裏には苦労があり、うれしい裏には悲しい事があるって現実を。

ずっとずっと笑ってばかり、楽しいばかり、休みの日ばかり・・・・そんな事絶対にありえないのです。苦労する日々があるからこそ休みの価値があり、楽しい時間の価値があるのです。そこが分かる人間にどうか成長してほしい!

上っ面だけの評価、見えているものだけ、じゃなく。

中身、内面、見えない部分を磨く事、成長させる事。

まだまだ毎回の価値が低い。毎回を甘く考えている。これが目指している形ではない。

積み重ねるという事の意味、卒業、引退するまでにどうか分かってほしいと思う。