ずっと一貫しています。言ってる事は変わっていません。

変わっているのは受ける側が『自分の都合』で変えているだけなんです。

サッカーでも何でも、やるべき事と自分のやりたい事が混同しています。

学校でも、家でも、どこでも、です。それが社会を回すルールでもあるからです。

しなければいけないけれど、出来ていない事があるとすればそれが最優先課題としてやるべきなんです。集団のルールに対応出来ないならば集団には混ざれないのです。ルールを守った上での個性である事。集団の、組織のルールを守った上での個性である事。サッカーとは?チームとは?個性とは?今一度全員に考えてもらいたい。

自分のタイミング、自分がやりたい時だけがんばったつもりになっている人間はたくさんいます。

人に努力をわざわざ言う人間は認められたいからやっているだけであり、続ける事をあまりしません。本当にやっている人間は続けるのが当たり前になり、その感覚だからこそ努力とも思っていません。それが目指すべき形です。

その形からは程遠い今のチーム状況・・・。自分の都合、自分のタイミングばかりでしたい事をやっている。サッカー自体も同じ。周りの為、仲間の為、勝利の為、上達の為・・・そういう考え方がほとんどありません。数名にしか見えません。

この状況を変えたいと日々本気の気持ちでいくら向き合ってもファルコの時間がみんなにとっての優先順位の中で低ければ当然伝わりません。家?学校?遊び?どれが一番かは分かりませんが、なかなか伝わりません。

恐らく今言ってる事が今伝わる事はありません。よく分かっているつもりです。

先の、未来の人生に向けて色々話もしているし、分からないのは当然かも知れません。ただ、同じだけの人生を歩んで来ている大人にはそれなりに理解はしてほしいと思っています。目の前の事に、現象に、一喜一憂しているうちは子供は本当の一歩を踏み出しません。

何事も『継続』してこそ一歩なんです。当たり前と言える出来事が増えてこその一歩です。たまたま出来た、調子が良かったから、テンションが高かったから、って理由は一歩ではありません。我々は、その『確実な一歩』の為に関わっているのです。今日落ち込んでもいい。明日顔を上げれる何かを学んでくれれば、という考え方です。

落ち込むだけ、立ち止まるだけ、人のせいにするだけ、では何も変わりません。

変わりたいならば、自身のペース、習慣、行動を変えなければならないのです。

『これでいいだろう』

と思っているものを変えるのです。正解は一つではありません。自分が得意だと思っている事、ものがあったとしても、もっと得意なものが出来るかも知れないし、あるかも知れない。それを『可能性』と呼び、その可能性を広げられるようにするのが今の時間。

だから圧倒的に失敗のほうが多いのは当たり前。今まで知らなかった事への挑戦を繰り返すのですからそれが当たり前なのです。でもね、失敗のままでいい、って事でもありません。可能性を広げる為、こういう自分を目指す為、こんな人間になりたい、って『未来』を持っている人だけが失敗に意味を持つ。

何もない現象を追いかけている人間は『指摘』を『怒られた』と解釈し、『アドバイス』を『説教』と受け取る。『気付かせる行為』を『俺だけ拷問に遭っている』と勘違いする。今までも、これからもずっと変わらないだろう。目標のない人間は常にそう考えるものだから。

褒めて伸ばす、なんて言葉がある。

正しいやり方だと思う。みんなニコニコ笑ってやれたらいいですね!

だけど、サッカーで、ワールドカップで、オリンピックで、競技を笑顔でやっている選手を見ますか?100m走を笑顔で走りますか?真剣だからこそ観る人を魅了するのでしょう。心を惹きつけるのでしょう。真剣だからお互いが楽しいのでしょう。

歯を食いしばってきたからこそ笑顔になれるんでしょう。

やってきた自負があるからこそ良かったと思えるのでしょう。

過去はもう取り返せません。未来を変える事しか出来ません。良くも悪くも、未来は今の自分で決まるのです。

楽を覚えれば一生逃げ回る人生になるし、苦労を覚えれば多くの優しさに触れる事が出来る。その未来へ向けて今関わる事にどうか理解をしてください。

自分の都合、自分の基準、やめてください。

お願いします。