今日は朝から先日の体育祭があった学校が代休で休みだったので三木防災公園の芝生グランドを借りてみんなでサッカーをやりました♪

毎年この日はグランドが貸切状態になるし、自分達が普段は土のグランドでやっているからこういう『たまに』やる事で当然ありがたみも湧くし、がんばっているみんなが楽しくサッカーをやれる為にも機会を作りたいと思っているので今日がその時間となりました。全員で参加は出来ないのはもちろん残念ではありますが、やっぱり一人一人の機会やチャンスをどれだけ与えられるか?なので、自分の一人に出来る限りの事はやっていきたいと思います。

予報ではあまり良い天気になる事もなく、雨も降るかも知れないという感じではあったのですが9時〜15時まで借りた時間に一切降る事もなく晴れ間の時間のほうが長かったのもみんなの日頃のがんばりの成果かも知れませんね!

何かを特別トレーニングしようとは思っていませんでした。

でも、今日という一日が、時間が、『誰かの、何かの為になる』かも知れないという事を毎日考えています。だから自分自身は常に本気の気持ちでぶつかっています!ただし、勘違いしてほしくないのは『本気=情熱=押し付ける』という事ではないという事。

昔の自分はまさしくそうでした・・・。本気とは自分が熱くなってやる事だと勘違いしていました。やりたいのは『子供が主役』であるという事。どういう選手になりたいのか?どういう形を目指すのか?に対する努力が出来るという事です。その為の環境だったり、方法だったり、改善案だったりを与える事が自分の役目なので、まずは『子供発信』の事を増やし、そうなるまではとにかく我慢をしようと思っています。

今日改めて感じた事は・・・

『自分の鏡』だという事。子供の純粋な心というものはまさしく自分自身を映してくれます。自分の心が澱んでいる時にはその通りになるし、気が抜けていればその通りになる。引き締まった感じならそうなるし、楽しみたいと思えばそうなる。自分の心がありのままに子供を通して映し出される事が体感出来ただけに、本当にゆっくりと自分自身を見つめる事が出来ました。

だから、子供達に『どんな雰囲気にしたい?どうやりたい?』と質問をしながらも、自分がどうしたいのか?を考えていました。自分は子供に、みんなに、本当の意見、自分だけの気持ちをとにかく言ってもらいたい。その思いを持って質問をすると、やっぱり子供達はどんどん答えてくれました。一人一人の意見をもらいながら自分の中で意味を噛み締めてまたアドバイスだったり言葉にして返していくようにしました。

午前は各自のトレーニングを行い、昼食を取ってから午後は全体でゲームをする形にしていきました。

ゲーム一本目・・・。

昔の自分ならきっと怒っていただろうな〜。。。って一人で思い出し笑いみたいな事をしていました(笑) 目の前の子供達は何かをやる為の狙いみたいなものがなく、ただただゲームをやっているという感じだったのです。そこで昔なら声を荒らげてしまい、2本目以降を『コーチが満足する形』に仕向けていたのです。そうなるのが嫌なので、成長した今は、

『どういうゲームをしたいと思っている?』という質問をする事で、子供達自身にイメージを持たせる事やチャレンジをさせる事、3年生のようなゲームをしたい、というその3年生には何があって君達には何が足りないのか?などを具体的に考えさせる事でちょっと頭の中がスッキリしたのか?その後の2本目はやや楽しさが伝わってきました。

もうちょいかな〜・・・って事で、さらに『認める』声を増やし、みんなが前向きにやれるような環境を意識していきました。

どんどん個性、武器が出てくるようになった所で終了し、最後にまたゲームから出た課題に対しての各自トレーニングを行ってもらいました。

午前もそうだったのですが、出来ない何かに取り組む時に成長の遅い子と言うのは『一人でやる』か『同じ欠点の仲間と一緒にやる』のです。でも、それだと何が悪いのか?良くないのか?に気付く機会がほとんどない訳です。だから、組むならば出来る子を捕まえてポイントを教えてもらうとか、手本を見せてもらう風にしたらもっと良くなるだろうし、教える側もうまくなるんだと思うよ。という事も伝えました。

一緒にうまくなるというのはそういう事だし、それが『みんなで一緒に練習をする意味』だと思うようになりました。同じ事を同じようにするだけ、では意味も価値もない。同じ事を違うようにする事や教え合える事に価値があると思います。

今日みんなが経験した事は今日来ていないメンバーは知らない訳で、そこをまたみんなが伝える役目があります。チームみんなが一緒の輪の中で、一人一人バラバラにやれる事の居心地の良さがようやく分かってきました。そこを目指して一人一人のペースで楽しめているようにやっていきたいと思います!

自分の思いはいつも子供を通して映される事を自覚してこれからもやっていきたいと思います!