昨日の夜中の台風の影響も何とか大きな被害もなく過ぎ去ってくれました・・・。
多可町の中でも八千代区にだけ避難勧告が出るなど物々しい雰囲気ではありましたが、大きな被害がないままで良かったです。うちは裏庭にある物置に浸水したぐらいで済みました。とは言っても早朝からその掃除に追われたし、今日の活動ももしみんなの家庭に被害だあったら不謹慎かな〜・・・とも悩みましたが、土曜日の体育祭が延期になった学校も今日は元気に行える話も聞いたし、自分達もやっぱり活動をしよう!と決意して今日は土曜日の予定にしていたテニス大会の第二弾を前回と違うメンバーで行いました。
サッカー以外の事をやると何が見えるのか?という事ですが『その人の本音』がよく見えます。言い換えればサッカー以外の時間に『本性』が見えるという感じです。
今日もかなりよく分かりました!!ビックリするぐらいに本音が・・・(笑)
調子良い時には元気だったり、声が出たり、おちょけをしたり出来る子もちょっと状況が悪くなると一切しなくなるとか本当にモロに出ました。後ろからいつも大声を出すのが武器のキーパー二人も、全く機能していませんでした(笑) と言うか、一人になると、自分を自分で助けられない状態でした。これってかなり自分を見つめる良い材料になると思います。大声出して仲間を助ける事が結局は『サッカーという種目だからやっているだけ』であり『仲間の為に』という本質ではないという事でした。
どこでも出来るからこそ価値がある事に気付いてほしいし、今日うまくいかなかった事に落ち込んだりしている子はまだまだその程度だって事ですね。逆に、状況を良い方向へ変換しようと言葉に出していたのは奏汰くんと陽向くん!この二人は言葉に出して変えようとしているのが分かったし、サッカー以外の場でやるからこそサッカーでも出来るのです。
全員が最低3,4試合は出来るようにしました!!
最初はリーグ戦を行い、その結果を受けてシードを決めてトーナメント方式にやっていきました!!平等な力関係で試合をやれたと思うのですが、やはりメンタルに大きな差が見えました。大半は、『別にサッカーじゃないし負けても・・・』って気持ちで投げ捨てる所があった。コーチは勝負事の基本って『負けず嫌い』にあると思う。それがない選手に勝ちたい欲を持たせるのは難しい。負けず嫌いが集まるからこそ競争って成り立つと思うし、サッカーだからじゃなく勝負をする事は何であれ負けてはいけない、負けたくない、って気持ちは常に持ってほしいと思います。
コーチは勝ってほしいとは言っていませんが、負けてもいい、なんて事ももちろん言いません。みんなにとって『勝たなくてもいい』が『負けてもいい』に繋がっているとすればそれは間違い。勝たなくてもいい、の裏側には『やる事を全てやり尽くした上で』というのが来ないといけないのです。
みんな試合回数を重ねるごとに上達しました!!
やった事のないテニスを肌で感じながら工夫を入れられる子が増えた。
ただ、途中でキーパーの子には少し話をしたけど、腕を使う、上半身を使うスポーツはキーパーの動作にも繋がる部分がたくさんあると思うし、それを意識しながらやったほうが絶対に意味があると思うのです。テニスをうまくやろう、じゃなくて『うまく出来ないテニスというものをうまくやるにはどうしたら良いか?』を考える事に価値があるのです。
その上で『うまく出来ない時間を楽しむ』事も必要。それが上手だったのが旬くんや冬馬くん、奏汰くん、力哉くんあたりかな!!残りはちょっと淡々とやり過ぎたかな。出来ない自分をさらけ出すのが恥ずかしいのか?!うまくやる前提を持ち過ぎなのか?!うまくいかなくてイライラしてしまうのか?!どれかに当てはまると思うのですが、そういう自分もコントロール出来るようになればきっとサッカーでも良い自分になれますよね?
今回の優勝は力哉くんでした!!
シード権を勝ち取ったのは力哉くん、龍晴くん、賢士朗くん、大翔くんでした!この4人はボールに対するセンスを感じられました。やはり扱うのがうまい!!使った事もないラケットを扱える。どう動かせばどうなるか?が感覚で分かるタイプ。それも大事な才能の一つ!
サッカーじゃないからこそ見える個の特性がありました。うまくいかない時が一番本音が見える時!サッカーじゃないからこそ見える事!たくさん分かって良かったです!!
グランド条件は前回グループに比べてもかなり劣化したコートだったし、グランドも少し緩くて足を滑らせて飛んでいく選手もいました(笑) それでも慣れない種目を3時間では足りないぐらいに盛り上がってくれたのはみんなが成長している一つの成果だとも思っています。
サッカー以外から学び得る経験を大事にして、サッカー以外の場所の自分磨きのやり方も工夫をして毎日がんばっていきましょう!!