今日はナイター練習!!

爽やかな秋の気配を感じる中でのトレーニング!すっかり日が暮れるのも早くなってきましたが、暑さがなくなってきたのでみんなにとっても非常に集中をしやすい状態になってきました。一学期からがんばってきたものがゆっくりと積み重なる大事な時期になってきています。成果というものはなかなか目には見えるものではありませんが積み重ねる事に無駄というものは一つもありません。自分の出来る事を慌てず、自分だけのペースでやっていきましょう!他人との比較、他チームとの比較を止めて過去の自分との比較をやっていきましょう!!

今日もボールトレーニングはもちろんやっていくのですが、ボールを敢えて小さな3剛球にしてもらいました。細かいタッチをやっていくには、小さなボールでやる事により、必然的に意識が細かくなっていく。小さい上に軽いボールをどのように扱えるか?だったのですが、状況が変化してもうまくやれる子はやれる。それがお互いを観て気づければ良いですね!

全体の見える位置でやりますが、移動は自由。

自分がうまいと感じる子の隣、後ろ、斜め、前、から色々と観察したり、聞いたり、一緒にやったり、観てもらったりする事で自分の出来る速度は格段に早くなります。今までもそうですが、上達していく子の共通点は『観察能力』だと思います。人のを観て、何を感じるか?何を思うか?どこを観ているか?というもので違いが生まれてきます。感性って本当に大事だから『自分はこの人のこのプレーが好き』で良いし、その自分の感覚を大事にして、そこを目指してやってほしいと思います。

ボールタッチもどうしてうまく出来るのか?どうしてうまく出来ないのか?を自分なりに考えて、周りと一緒に考えたり、コーチに聞いたりして解決していってほしい。年々ファルコが変化してきたと思えるのは、子供からの質問が増えた事です。ずっとコーチからの一方通行だった過去に比べてかなり子供からの発信は増えたと思います。

そこからは1対1をやっていきました!

今は『粘り強い守備』というものを1人1人に認識させていきたい所です。

何が良い守備なのか?仲間のチャンスに繋がる事だと思います。味方のピンチを防ぐのも良い守備ですが、『防ぐ』ではチャンスはまだ相手にあるままです。『奪う』事により、チャンスに繋がるのでその認識を全員に理解してほしいと思っています。だから、今日もみんなに要求をしたのは『勝敗の決着は着いても奪う事の感覚になるまでやり続けてほしい』という事。矛盾しているように感じたかも知れないけど、試合の中でもよく言われる『切り替えを早く!』というのは日頃の習慣だと思うし、それが日々のトレーニングの中に要素としてなければいくら試合の時だけ叫んでも出来ないという事。

切り替えという面でも、自分が相手よりも先に諦めないという意味で勝敗は着いても自分の体は『奪う感覚を持たせる』事にこだわりました。

ちょっと最初はその言葉の意味や真意を理解してくれていなくて表現出来ていなかったのですが、途中に止めて再度説明。

みんなが分かるまで意味を伝えました!そこからは勝負という部分を越えたものが少しずつ出てきました。1人1人がうまくなるという事は『勝敗の数じゃない』という事。特にトレーニングの時間なんて失敗のほうが多くても問題ないと思います。ただし、その失敗に中身があるかどうか?は大事ですから、そこはこだわっていきたいと思います。

最後のゲームをやる前には今後の話もしていきました。ゲームはこれからもメインのトレーニングにどういう形であっても入れていくと思う。ただし、そのトレーニングに自分のタイミングで参加をしても良いし、抜けても良い。今のみんなに大事なのは、ゲームのトレーニングをする際に『これをやりたい・これに挑戦したい』というものがあるかどうか?であり『こうしなきゃ!』とやらされるものには何も残らない事を話しました。

自分が自信を持てば自然とコミュニケーションというものは取れるようになるはず。

取れない理由は、言えない自信のなさであるとも思います。だからこそ、『やっても良い』という幅を残しながら個人の選択肢を与えていこうと思います。みんなが同じタイミングで何かに気付く訳じゃないし、出来る訳でもない。ただし、成長出来る時間というのは平等にあるし、その使い方なんだと思う。

ゆっくりでもいいから毎日何かを積み上げていけるように、みんながそういう空気の中で出来るように。日々の習慣(当たり前に出来る事)が変化するように。

焦らず、慌てず、やっていきたいと思います。