今日の夕方は加美スクールの日。
子供が育つってどういう事か?毎日考えています。
先日、小学校での土曜チャレンジの企画をさせていただき1,2年生の現状を見せていただけました。サッカーが好きとか関係のない子供達と相手させてもらうと素直に色々なものを観る事が出来ました。その事もあって余計に考えています。
『育てる』って事の具体的な形を。。。
人によって違う価値観なのは分かるのですが、自分としては『自分の環境を自分で作り出す』事を育てるという形として考えています。これは言葉にすると『楽しいのも、楽しくないのも自分次第』って事。よく見かけます・・・。
『面白くないわ・・・』なんて愚痴っている人を。。。
大人になってもずっと見かけます。
『俺が悪いんじゃない』と・・・。
ですよね?確かにそうかも知れません。ただ、そう思っても相手が改善してくれる訳じゃないし、みんながそう思ったら終わりがないですよね?だからこそ、自分自身を変えるのです!『今を楽しくする為には???』って。
サッカーとかスポーツって『特有の技術』が必要です。サッカーならば足で扱うという技術。それがないとどうしても楽しむには限界がある。楽しむ為に技術を磨かないといけない。でも、その『しなければならない』を『やらされる』形になると楽しめない。
ここを自分で決めるようにしたいのです!!
『やります!』なのか?『別にうまくならなくてもいい』を。
ただし、それが自分の責任である事を自覚しないといけません。『場所が悪い、コーチが悪い、教え方が悪い』じゃなく。
それらを判断させる事、決断させる事を自分は『育てる』事だと思っています。
大人の正解を与える、教える、ではないと思っています。ですが、現状は『正解を知らないと行動出来ない子』が多く、質問をする時にも『答えを教えてください』が多い。それでは育ちません。答えを詰め込まれて育つはずがないのです。
答えとは、自分の経験によって、自分自身が得るものです。自分が経験したものが答えであり、人から聞くものではないという事。世の中にはそうやって自分で得ていない答えがたくさんあります。ファッションでもそうです!流行とかあるけど、それが良いかどうか?は周りじゃなくて自分が決めるべきだと思うのです。なのに、雑誌を観て、世間がそうだから、流行っているから・・・って合わせる事に安心してしまう・・・。誰かに評価を得る事が目的になっている感じがある。大人になってもそういう合わせる感覚に安心する人が多いのが今の世の中。
個性はたたかれる・・・・『出る杭は打たれる』ってやるですね。
打たれても粘れ!踏ん張れ!と教えても限界があるでしょう。
人の限界があるかないか?の境界線は『自分の心』なんですよね。
今日も数名の口から出てくる『え〜無理やわ〜』の声。
そうです!!その言葉を言う人は努力をした事がないと証明している人です。誰かのがんばりを否定したり、無理だと蔑む人は大抵自分が努力をしていない、もしくは努力を途中で止めた人です。そういう人は人の事を否定したり、評価するものです。
だから『いいよ!無理だと思う人は無理だからしなくてもいいよ!』と子供にも言います。怒るとか注意ってレベルじゃなく『本当の事だから』という意味。だって、可能性を奪っているのは『自分』なのですから。可能性ってこちらが与えるものじゃないですからね!
今日、子供と一緒にやっていてそういう事をつくづく感じました。
素直な子供から出てくる『素直なサイン』によってまた考えさせられる。
子供を変えよう!!じゃなくて、『育てる』事。今が全てじゃない!これからの時間の使い方なんだと言い聞かせている自分。
そういう観点で見ていると確実に加美スクールのメンバーは色々育っています。自分で考えています。自分で葛藤しています。自分で決断しています。やる事も、やらない事も。
自分が意思があれば辞める決断もありだと考えています。何も考えずにダラダラやっているだけなら思いを持って次の事をやるほうが大切だと思うからです。『何となく』が最近一番使いたくない言葉。意味を持って行動してほしい!その『意味』が『成長』になる。子供の時に出る結果が成功であれ、失敗であれ、全てが『成長』へ繋がると思える大人に囲まれるかどうか?なんです。成功じゃないといけない、失敗はダメな事、て価値観を与えられると本当に感覚が狭くなってしまうのです。
育てる・・・・もっともっとこだわっていきたいと思います!!