今日は西脇スクールがありました!会場はいつもの西脇小学校ではなく、西脇総合市民センターで行う事になりました。この時期は卒業式の準備があって、学校関係の体育館はなかなか使用が出来なくなるのですが、やれる場所がある事に感謝をしたいと思います!
今日も一番に来てくれたのは中学生の波琉くん。せっかくなので色々話をする事が出来たのですが、波琉くん自身の今の課題について話をしたのですが子供一人一人にどういったきっかけを与える事が出来るのか?は自分の最大の課題でもあり、チャンスでもあると思っています。何もかも伝える必要はないし、伝えない事も良くないだろうし。。。タイミング、言葉、量、そういったものが大事なので今後も考えながらやっていけたら、と思います!
そこからみんな集まってきたので、一緒にゲームを楽しみましたが最近は、本気で抜かれる機会が増えました(笑) みんなの技術が高くなったのはもちろんなのですが、そういった抜いてやろうとする余裕や気持ちが芽生えた事が大きな成果だと感じます。
抜かれたのも見事な股抜きだったし(笑) 狙ってやられたので『コーチ今日は悔しくて寝れないわ〜』と言ったりしていました(笑) 本当に悔しかったけれど、同時に『うまくなったな〜〜』ってうれしさもこみ上げてきますね!!それだけ歳をとったんだと思います(笑)
一緒にやりながら見れる
・本気の顔
・悔しがる顔
・うれしそうな顔
・何かを狙っている顔
・何かを探っている顔
色々出てきているのですが、それが全て本当に輝いて見えるのはそれだけ自分が一緒にやっていて楽しいからなのでしょうね!
スクールはレベル9キャッチからの開始。
ゲームは30分以上やっているので知らない間に疲れます。なので、その疲れた状態で『呼吸を整えながら』を意識してもらっています!ボールに触れる力を抜く、という事を考えながらやってもらっているのですが、本当にうまくなったし柔らかくなりました!
コーチよりもお手本になるような子が増えたし、それぞれの個が磨かれているのが分かる。まだ若干は『数字に躍起だっている』子もいますが、それは年齢もあってこれからだろうと思っています!数値、記録はおまけであって、大事なのはそこまでの過程である事に価値が見えるようになると楽しみ方が変わってくると思いますね!
そこからはひたすらにボールに触りながら、あれやこれやと考えます。
こうしたほうが良いのでは?
こうしてみたらどうなる?
こうしてみたいけど、どうやったら出来る?
なんて事を言い合いながら、自分のペースで触れてもらっています。正直この時間が全てだとも思っています。受け身の子はこの時間にコーチの目を盗んで(盗んでいるつもりなだけ)、やらない子もいます。ですが、それは自分が決める事なので注意もしません。もっとやりなさい、ちゃんとやりなさい、昔はついつい気になって注意していました。
ですが、今考えればやらない理由がある訳で、それが『出来ないからやりたくない』のか『面白くないからやりたくない』などがあると思うし、それらは自分の判断だったり、自分の主観だからこちらが変えられないし、出来ないから・・・で終わらずに『やってみたい』に変化した子は自然とコーチは周りに質問したり、見たり、聞いたりしているのです。だから、そういった『自主的な変化』が起きるまで長い目で待ちたいと思います。
最後はゲームをしましたが、今日のルールは『ボールを持った子は走らない』でした。
このルールをすると、どうしてもこの地域の子は動きがロボットになります(笑)
歩くだけなのに、どうしてそこまでぎこちないのか???それは、歩いて、スピードを落としてサッカーをやる感覚、経験がないからですね!いつも全力でやる事を求められてそれが当たり前になって、サッカーなのについつい速さで競ってしまうのです。この年代に求められるのは、何度抜いても、何度追いつかれても、それでも何度でも抜ける技術なのです。
そしてボールは2個にしましたし、これだけ『変則』なのにゲームが始まると、
『ヘイ!パス、パス!!』となり、(要望)
『何で出してくれへんのよ〜〜』となる(不満)
ちょっと止めて、
『うまくなりたい子はどうすればいいの?』と聞きました。コーチ的には不満を言っても何も変わらないでしょ?という意味。不満を言う人間というのは大抵何もしていない人だという事を知っているから。
そこで不満を言う時間があるならば仲間のボールであっても、自分が奪ってやりたい事をやろうとすればいいよ、という話をしてからまたやるようにしました!
自分が主役。自分がうまくなる。
その事に遠慮は必要ありません!チャンスは自分で作りましょうね!!