今日は一日また寒さが戻ってきた感じで芯から冷える冷たい雨の一日でした。。。
体は寒かったのですが、心はかなり温かかった自分!!今日は以前からずっと興味がありながらも距離も遠くてなかなか実際に観る事がなかった福岡の飯塚高校さんの試合を見学する機会をいただけました!鳥取の坂口さんから教えていただいた事で連絡を取る事が出来て、春休みで関西遠征をされているという事で今日は大阪の近大附属高校さんにお邪魔して生で観させていただきました。
天気は生憎でしたがワクワクした気持ちでいっぱいだったので雨で濡れようがあまり気にもなりませんでした!それ以上に、イメージしていた空気であった事やそれ以上の雰囲気、素晴らしいものを感じ取れた事でまた自分にとって大きな刺激となりました!
私立の高校は芝生を自前で持っている所が本当に増えましたね!!
整った環境の中、近大附属高校さんは1,2年生ですでに100名近くいて今日は新1年生も合流していたので100名を越す大所帯でした(驚)
飯塚高校さんはマイクロバス一台で遠征されているので25名程度でしたが、アップからすごく対照的で大きな声が響く近大附属高校さんと、淡々と、ゆったりと、柔らかくされている飯塚高校さん。試合もまさしくその違いが出ている内容でした!
やはり近大附属高校さんの100名の中から選ばれたメンバーはこの空気そのもので、どの選手もフィジカルの強い、屈強な選手ばかりでした!一方の飯塚高校さんはとてもしなやかで線は細く見えるけど、ボールはしっかりと蹴れるし走れる選手ばかりでした!
試合は最初にA2の試合が35分ハーフで行われ、次にA1の試合が45分ハーフという形で2試合ありました!
最初の試合は序盤はボールを自分達のペースで保持する飯塚高校さんのペースだったのですが、強い球際のチームカラーで深いタックルによって強引に奪うような強さを持つ近大附属高校さんが中盤を飛ばす速いカウンターを見せて段々ペースを跳ね返すような展開でした。そして前半は0−0だったのですが、この対照的なプレースタイルがそのまま出た形となり、強引に奪ってからの素早いカウンターで近大附属高校さんが先制すると、そこからは勢いが増して本当にボールを保持出来なくなった飯塚高校さん。ただ、どういう状況になっても逃げない、急がない、慌てない、という絶対的な技術の自信に裏付けされたサッカーはすごいと思いました。本当に足元など見ないでトラップしているし、ボールの収まり方が雨で濡れていなければもっと面白かっただろうな〜〜〜って思いながらも、十分にその中でも楽しめるものばかりでした。
終始、淡々とやっている飯塚高校さん!とにかく乱れないメンタルもすごいと思いました。高校生と言えば・・・・正直近場の印象だと相手に厳しいチャージも受ければカッとなったり、口が出たり、プレーが荒くなったりって場面ばかり観るのですがそれが全くなく、どれだけ厳しいチャージを受けても冷静に、すぐにリスタートをする飯塚高校さんでした。長いパス、キックもほとんど入れず、近くでショートパスとドリブルを多用して局面を打開しているスタイルはとても観ていて面白いものでした!
急がないから追いつかれて、という事が多くてチャンスを失っている場面が多かったけど、急ぐサッカーも出来ると思うし、敢えてやっていない印象でした。飛ばさず、走らず、みたいな!このレベルでまだそれを追求されている姿勢はすごいと思えたし、とにかく『柔らかい・しなやか』という言葉がピッタリでした!!!
相手をいなす、逆を突く、股を抜く、力を逃がす・・・線が細く見える体をうまく使って打開していくプレースタイルは自分もこのファルコで目指したい形!!
最後にコーチをされている岩佐さんとお話が出来たのですが、こういう雰囲気や良いチームから観る『3種年代(中学校年代)に付けておいてほしい事ってありますか?』という質問に、少し考えてから『やっぱり・・・・自分自身が好きでやりたい事が出来るかどうか?だね!』とお答えいただきました!
高校年代に上がれば、嫌でもしないといけない事も増えているし、さらに上になれば嫌な事のほうが増えるかも知れない。それは社会に出る事とも同じだろうし、好きな事を形にしていく、追求していけるのは今の中学年代では絶対的にやっておくべきだという話。自分も共感出来る事だったし、子供達にも伝えている所!自分がやりたいプレーを持つ事、それを実現される為に自分で考える事をずっと言ってる所なので。。。
どのように促していくか?どのように今後伝えていくか?の方向性がまた一つしっかりとした道筋として見えたし、これを自分の目で確かに見た経験として活かしていきたいと思います!良い刺激、良い時間でした!!
飯塚高校さん、岩佐さん!本当にありがとうございました(礼)
次は九州へ行かせていただきます!!