今日はクラブユース大会の中休み。

という事でチームとして今日も積み重ねをさせてもらえる時間となりました。天気もどうにかもってくれたし、トレーニングをする事が出来ました。

色々やりたい事もあるのですが・・・・・

どうも最近のみんなの様子が気になっていて。

自分だけの感覚はまだ確信として持てなかったので一緒におられる今中代表や堀金コーチにも意見をもらったりしている中で、やっぱり思う事は同じ。

試合そのものを否定しているのではありませんし、素晴らしい環境でさせてもらっている事に個人的にはありがたみを感じているのですが、肝心の選手はやりたがっているのか?という点。

一年間をトータルして考えた時に、心も体も絶好調という日は果たして何日あるでしょうか???そして、そうじゃない日はみんなにとって何もしたくないと思う日なのでしょうか???みんなの心は分かりません。上辺の事でなく、中身の話。

『フリー』を与えてみても滲み出ない空気感・・・。
選手同士に評価させてもまるっきり伝わらない各自の『ボール愛』。

自分自身の『不思議』が『確信』へと変わった事で、今日のトレーニングは終了。

開始20分程度でやる事を変えました。

後はひたすら我慢と観察。

主観にならないように、代表とも話をしたり選手と対話をしながら様子を探る。

『やらされていないか?何をやりたいのか?どうしてやりたいのか?』

相変わらず答えがまとまらない。自分自身の考えがまとまっていないのに起こす行動は当然『滲み出る』とは真逆となる。

何をやってもいいんだよ。

自分だったら一番楽しめる(はず)のゲームを一番にやろう!!と提案するのですが、彼等はそこに行き着くまでに1時間掛かりました・・・。それまではコーチの目を気にしながらやっているそれぞれのメニュー。それすらも『これをしておけば大丈夫だろう・・・』みたいな感覚。

最初に話をしたんだけど、塾に行ってる子が勉強がしたくてしたくてたまらない、って気持ちで行ってるのかどうか?って話。モチベーションを高めるのは外的要因と内的要因の2種類しかなく、がんばったらご褒美あげるよ、とか負けたら罰ゲーム、みたいな『やらせるための方法』が外的になるし、『どうしてもやりたい!勝ちたい!うまくなりたい!』と湧き出るのが内的。ほとんどの選手は内的要因でサッカーをやっていない事が今の自分の違和感だと分かった。

ゲームをみんなでやるまでに1時間掛かったけど、その時間が無駄ではなかったようにゲームは各々が自覚を持ってプレーをしていたし、観ている側にも主役になっている様子は伝わってきた。

我慢の甲斐があったと今中代表と話が出来たが、いつもいつも気付きが遅いと感じる。

まだまだ彼等にとってのサッカーは『何を置いても大好き』ではなく『どちらかと言うと好き』というレベルにしかない。順位を押し付ける事は出来ないが、それによっての期待値は当然下がる。週末だから、大会だから、と時間を割いて応援にまで駆けつけてくださる保護者の方々も我が子のそういう事実も知っておいてもらいたい。

サッカーで勝ちたい!サッカーをうまくなりたい!

そう思ってもらえるまで色々アプローチはしていくが、最後の決定権は本人にしかない。

自分が良い格好する為の道具がサッカーになっている子はサッカーをうまくなれない。
自分が良く思われる為の手段が塾に行って順位を上げる(落とさない)と思っている子はいくら塾に行っても同じ。

今の生活の多くの時間を割いている『サッカー』と『勉強』に対する向き合い方を整理しなければ今より上には行けない。

覚悟の時。平穏を取るのか、本当の努力を取るのか、決めるのは自分自身。