それぞれのタイミングで!西脇スクール♪

今日はナイターでの西脇スクールがありました!!

昼間は非常に気温が上がったのですが、午前に小学校での打ち合わせを終えて、毎週のサッカーノートの返事をして、勉強をして、トレーニングも行いました。自分に甘えない毎日を過ごす事の日課ですが、今日の気温はなかなか厳しいものがありました。それでもこれからが暑くなってくるので体調管理をしながらも向上を目指してやっていきます!

そのツケもあってスクール前にはわりと疲労感があったのでゆっくりゆっくりストレッチを行いました。でも、そんな自分の様子など関係なく(当たり前ですが)、元気いっぱいの子供達も集まってくれたので早速ゲーム開始!!先週から体験参加してくれている上野兄弟も元気いっぱいに今回も参加をしてくれました。先週は初めて過ぎて緊張しまくりだったのですが、今回はすぐに一緒に参加して一番汗をかいていたかも・・・・

いや、一番はコーチでしたね(笑)

というような元気いっぱいにみんなをほぐしてからスクールはスタートしました♪

今日が2回目になるのですが、最初に渡した『持って来るように!』という用紙を早速忘れている子がチラホラと・・・。

人間ですから忘れる事は仕方がありません。ただし、その失敗をどうやって次に繋げるか?の話はします。忘れた子の中で、自分で用紙を用意して作った子もいました。そうやって自分で考える事はスクールの約束事にも書いているのです。忘れました・・・だけでどうにかしてもらおうと甘えさせる事はここではしません。それが保護者の方にとって『厳しい』という認識であっても。

2年生の楓真くんも忘れていましたが、それよりも落ち込んでただうなだれている事に話をしました。

『そんな事しても何も解決にはならないよ。どうして忘れたのか?次回はどうするのか?今日はどうしたいのか?を自分の口で言わないと分からないよ』

と言います。

幼稚園児の時から参加してくれている楓真くんも今年で2年生なのにもう3年目になる訳です!!だからこそ、このスクールが大切にしている部分は分かってもらわないといけません。1年生だから、2年生だから、低学年だから・・・なんて分けようとするから子供は育たないと思うし、実際にこうやって話をすると、楓真くんなりの方法があり、考えがあり、言葉として出してきました。

そこから自分で積極的に行動出来ていたし、こうやってゆっくり成長してほしいと思うのです。『成長』という言葉は『長い時間を使って成る』と書きます。あっという間に変わる事は成長ではないのです。ゆっくりだけど、確かな変化こそが成長であり、それは間に『悔しい、苦しい』が挟まっていると思うのです。その上での喜び、乗り越えた自信が『成長の証』だと思っています。

だからサッカーを習っていない子にも自分の考えというのは人間として必要なので、そこへのアプローチは必ずします。

言葉だけで覚えて欲しくないのです。

『ごめんなさい』と言えば何をしても良いと思っている。そういう事は違います!どうしてごめんなさいなのか?何に対してなのか?が整理出来ないといけないし、その話はします。

今日も2年生の佑季くんがコーチのボールを取って、持ってきてから『ボール貸してください』の言葉。

『ちょっと待って!先に持って言う言葉じゃないよ。』と教えました。練習中に、兄弟揃って『トイレ行ってもいいですか?』と聞いてきました。

『コーチに聞くの?コーチに聞くなら練習中に行く事は嫌だから行かないで、って言うよ。そしたらどうするの?』と質問。

『我慢します・・・』とお兄ちゃんの祥大くん。『もれそうです』と弟の佑季くん。

『自分の判断でいいよ!』と言うと、『行ってきます!』と佑季くん。我慢したまま終えた祥大くん。やはり判断を委ねる事により、『だってコーチが・・・』という言葉を付けられる状態にする子がとにかく多い。それはもちろんそういう躾になっている部分もあると思うのですが、自立させるという事は約束事を決めるのではなく『やる意味を教える』事だと思うのです。

ゆっくり育っていきます!

こんな些細な事のような積み重ねで、人は『考える』か『任せる』かになっていくという事なのです。

心が配れる子は自分が良い思いや辛い思いをしている子なのです。中学生も二人参加してくれましたが、自分達も日頃はコーチにあれこれ言われて、親にも言われて、嫌な思いもたくさんしているのです。でも、それを受け止めて、理解をして、成長してきたから今は小学生との距離もとても上手になっている。心を配れるようになるという事は自分が傷付いたりした子なのです。だから極端に言うと子供が嫌な思いをしないように何でも先回りしてしまうと、本当に弱い子になってしまうしワガママしか知らない子になるという事です。

帰る前に、6年生の龍之介くんが『コーチ!スリッパちゃんと全部揃えてきたよ!』と。

ようやくです!!!!!コーチとしての最大の成果!!!!(大袈裟ではありません)

スリッパに関しては『並べなさい!』を子供に言わず、ただひたすら毎回のスクール前にきちんときちんと揃えて、トイレ掃除と一緒にやってきたコーチ。いつか気付くだろう・・・いつか分かる子も出てくるだろう・・・・そう思ってやってきたこの2年間で、ようやくここに気付いてくれた子が出ました〜〜!!!

言わずに我慢。期待せずに見守る事。それがようやくこの『短気』なコーチがやれたのです(笑) たった一つの出来事のようで、本当に意味と価値のある一歩。

ありがとう龍之介くん!!スクールとエリート塾で関わらせてもらって2年間になりますが、やはり育っているんですね♪ありがたい事です!!こういう子が一人出てくると組織は良くなっていく事を知っているコーチ。今日がまた一つのきっかけになると思います!

毎回色々な事を出して、教えてくれる子供達に今日も感謝、感謝です(礼)