今日は夕方から八千代スクールがありました!!
昼間は元気に遠足に行っている子が多くて今日の日差しに日焼けした顔がその暑さを物語っていました。それでも元気いっぱいにサッカーをしよういうのは子供ならではのパワーだと思うし、疲労感も多い中だと思うのでペースを上げずにやろうと思いました。
とは言ってもスクール前に好きに始めるゲームではペース配分など出来ない不器用軍団は精一杯のがんばりを出していました。その様子を眺めながら積極性は素晴らしいと思う反面、がんばり『しか』ない状況を危惧します。。。子供はこれしか知らないから常にやると思うけど、それを見守る、育てる側としては『そうじゃない方法』を教えるべきだと痛感します。
子供にしたら言ってる意味を理解出来ないかも知れないけど、セーブ出来ない子供の力をセーブさせてあげる事が大人の役目の一つだとも思います。
逆に言うと『いつでもがんばれる』のですから、我々がやるべき事は『がんばらなくても出来る事を与える』事だと思います。当たり前に出来る、呼吸をしながら出来る、あくびをしながらでも出来る・・・そういった状態にしていけるようにと思いました。
スクール前に話をしたのは、『みんなは個人技をうまくしたいの?サッカーがうまくなりたいの?』の質問をしました。サッカーがうまくなる事と言うのは個人技をつける事とは違うからです。その上で聞いたのですが、みんなの答えは全員が『サッカーがうまくなりたい』と答えるのです・・・。ただ、その答えに理由付け出来る子はいません。これが『現状』です。
だからこそやるべき事は、『自分の言動に意味を持たせる事』なのです。
自分で決めた事が出来る自信。
自分で決めた目標をクリア出来た達成感。
自分で決めた課題にチャレンジする努力。
そういう事が練習の時間の中身であると思うのです。でも、多くはそうではなく『コーチが与えた事をこなすだけ』でうまくなると錯覚しているのです。そうじゃなくて、いつの時代でもうまくなるというのは、『自分自身で考えた、思った事が実践出来る事』である事に変わりはないので、そこへの価値観を植え付けたいと思います。
前回の体験に来てくれた3年生の二人の子も、入会をしてくれてがんばっているのですがこのスタート時の感覚は、
『リフティングの回数がうまさの基準』みたいになっています。間違いとかではありません。単純に、『目に見える数値しか知らない』からです。だからゆっくりと関わっていくし、今回も『何がしてみたい?』を中心に、『自分で生み出す楽しさ』を考えてもらっているのです。それがリフティングの回数である事は構わないのですが、最初から『たくさん出来るとうまい、偉い』と思いがちな風習が良くないのです・・・。
コーチが大切にしているのは、『自分で決めた課題に挑戦している時の表情、目』なのです。これは数値で評価出来ないのですが、変化していく子はここが違うのです。
何をしても良い、の時間に
『何をしたら良いか分からない・・・』から始まり、
『ちょっとこれをやってみよう!』に変わり、
『こういう事もしてみよう!』と幅が広がり、
『こういう工夫をしてみよう!』と深みが増える。
この変化が見える、分かるコーチになりたいと思うし、変化していく子というのはこういう事だと整理されてきました。まだまだ目に見えるものしか信じない、見た目ばかりを気にする子が多いですが、ジックリとこの感覚を溶かしていきたいな〜って思っています。時間のかかる事だからこそやり甲斐があります!!
自分への挑戦!がんばります!!