今日はナイター練習とエリート塾の練習でした!!
夕方におかしな夕立のようなひどい雨に見舞われ・・・(隣の加西市などは全く降っていなかったようですが・・・)、グランドは一瞬で水浸し!!それぐらいの強い雨だったので急遽練習は室内で行いました!
エリート塾生の感性とファルコ生の感性を磨き合える最高の時間なので、まずは最初にお互いに必要な『五感』の話をしました。
・視覚
・聴覚
・味覚
・触覚
・嗅覚
ですが、生まれ持ってあるものはあるのが当たり前になっていて、なかなかうまく使えていないのが現実である話をしました。
だから、その辺りの感覚を少しずつでも制限したりして(意識する為に)、持っている感覚を『磨く』作業をしたいと思っています。
磨くという作業は例えば窓ガラスのように、そこに元々ある物をより美しくするような事。つまり、みんなが最初から持っているもの(感覚)をより敏感にするというイメージ。
サッカーに必要な事が多いけれど、実際は使えていないのが事実。その分かりやすい例としては、試合中の仲間の声。コーチの声。本人が聞きたい、聞こうという意識があれば簡単に聞こえるものですが、相手のプレッシャーだったり、自分の自信のなさによって聞こえない、もしくは聞きたくない声(コーチ等の批判の声など)だからという理由があると思います。聞きたいと思えば小さな声だって聞こえるもの。それをついつい声を出す側に大きさを要求してしまう事がある。そうじゃなくて、本人が聴覚をフルに使う意識を持つ事や、それ以外の部分で感じ取る努力をすれば良いという考え。
そこで今日は相手を感じ取るアンテナ代わりの体をまずは物理的に柔らかく使う事から入り、そこから先は感覚を磨くというイメージで行いました!
最近はどんどんと靴一つでも工夫され、改良され、履き心地が良いものばかりだから足の負担がなくなっている。そこで生身の足でどれだけ自分の体を扱えるか?という事で素足でのサッカーをやってもらいました。
靴と同じ感覚でやっていると足が痛くなるのは当然。体をうまく使わないと足への負担は大きくなります。急いでプレーするみんなに、『急いでやるより、ゆっくりでも見えるほうが大事』と話して、スピードを落としながら観る作業を増やしてもらうように言いました
。少しずつその意味を理解しながらやってくれたと思います。
そこからさらに今度は『耳栓』をしてやってもらいました!
コーチも先週の土曜日に同じ事をやって違った角度から考える機会をもらえたし、みんなだとどう感じるのか?を知りたくて耳栓サッカーをやりました!!
すると、やっぱり大きな変化が見えました!
明らかに各自が見ようとするし、遠くが見えるのです。これこそ分かりやすい五感を使っているかどうか?の所。各自持っているはずの聴覚を当たり前だから使っていなかった時と比べて、耳栓により制限されると必然的に見ようとする努力が生まれ、普段見ようとしない、見れない子が見えていました。そういうのも、こういう所から気付く事ってあるものだと学びました。
素足は不便ではなく、『靴がある事がありがたい』と思う考え方。
この差は大きい!知っているのと知らないまま『当たり前』で終わっているのと。
最後はフルで開放した時の自分のプレーはどうだった?『やりやすい!!』と感じたのは『動きにくい・聞こえない』って感覚を知ったからだよね?
災害を受けてからありがたみに気付く、というような事と同じで、何か仕打ちを受けないと分からないじゃなく、ありのまま、普段のまま、生きているまま『あるもの、ある人への感謝』が分かる自分になりましょう!!
また色々な刺激を自分で与えながら何かに気付ける毎日を過ごしましょう!!