次世代を観よう!プリンスリーグ関西!

今日はファルコは参観日の子、家族とお出かけの子、それぞれに過ごしてくれたと思います!

自分はその時間を利用し『次のカテゴリーのトップレベル』の見学をしようと大阪のJグリーン堺へ行き、高校サッカーのプリンスリーグ関西を観戦しました。

ちょうど会場には全ての10チームが集まって試合をする日だったので興味があるチームばかりではありましたが、流れ全部を観たい思いがあったので今回は『滝川第二−東海大仰星』の試合を観戦しました。間近で観るとやはりみんな良い体格をしているし、威圧感みたいなものはありましたね!

試合は楽しみにしていた自分の予想とは裏腹に、滝川第二が一方的に押し込まれる展開・・・。

開始1分で失点すると、3分にも追加点。早々に0−2となりました。

まだボールに触れていない選手がたくさんいるような状況でこうなってしまうのもサッカー。やはりほんの一瞬、一歩、一回の何かがズレるとトップレベルだからこそこうした事が起きてしまうんだろうな〜と思いました。

プレーヤーに注目していたのですが、やはり強固な体を活かしている印象が強く、『しなやかさ、柔らかさ』というものではありませんでした。ただし、それらをしっかりと活かす為にどうするか?はやっぱりプランとしてはチームにあって特に東海大仰星さんの徹底した形は後半になってくるとボディーブローのように効いていました。

滝川第二も前半に一矢報い、1−2で折り返したのですが、後半も早々に前半と似たような形でセットプレーから失点し、そこからはほとんどワンサイドに近い形で一方的でした。。。

結果は1−5というこのレベルでは大敗に近い結果だったのですが、それ以上に安定感や不安を抱えながらプレーをしている印象だった滝川第二の選手達。。。このレベルでも自信を持って、堂々と、ってなかなか出来ないものだと思ったし、難しい事だと再認識させてもらえた。どう見ても局面はみんな戦っているし、手抜きなど一切ない。油断もないし、慢心もない。

ただ、『楽しむ』事もないように思えた。やはり隣の会場も同じようにプリンスリーグをしていたのですが、コートを挟んでも聞こえる大人の怒号に近い声・・・。主役は誰なのか?改めて考えさせられる。

この素晴らしい環境はサッカーコートしかない会場なので、ここにおられた全ての人がサッカー関係者。サッカー仲間、なはずなのに?!

どうしてこんなに汚い声が飛び交うんでしょうね・・・。勝ちたい、負けたくない、一番になりたい!その気持ちは分かるし、期待も分かる。

でもね、ピッチでやっている選手みんなが一番に思っているはずの所を周りの期待や思いが越えてはいけないと思うのです。どんな状況であれ、ピッチに立った選手はみんながんばりたいだろうし、がんばっているし、戦っている。今日みたいな気温の高い日に精一杯みんなやっているし、それでも対戦をすれば結果は出てくる。

勝てば偉い、負ければダメ、じゃなく。『サッカー仲間』に会場全部がなれるといいのにな〜〜〜って思った。

小学生がいて、大人もプレーしているコートがあった。その小学生達が見たくなるような、憧れるような関係性だったり、逆に大人が小学生を観て応援だったり感動したりする事もあるはず。それらをお互いに、声に出したりしたらもっと素敵なサッカー環境が整うのに・・・と思った。

自分は直接の関係者じゃないのに、真っ直ぐな姿勢の高校生のプレーが観たくて足を運んだように、人の気持ち一つでサッカーはもっと変われると思う。自分が関わっている子供達もいつかこの年代になっていくし、この舞台で戦う事が目標じゃなくても、今日同じ日に違う会場でまた一生懸命サッカーを楽しんでいる一人であればそれで良いと思う。ちょっとした未来予想図を描けた自分でした。

貴重な時間。
考える時間。
立ち止まる時間。
振り返る時間。

ありがとうございます(礼)