今日は夕方から八千代スクールがありました!
スクール前のゲーム。先週はその様子を観て、何も面白くない、という印象を伝えたし、子供達自身が楽しんでやっていない事に大きな問題があるという話をしました。
そこからの今週のゲームはみんなとても生き生きとしていました。自分がやりたいプレーを積極的に出していく姿勢!まずはそこから始まると思うのです。仲間の為に、周りの為に、なんて言葉もありますが、それよりも先に自分がやりたい!自分がこうしたい!という主役の気持ちを忘れない事が何よりも大事になってくると思います。
そこからはレベル6キャッチを行い、前回レベル1を誰が一番うまいか?をみんなで選ぶ事をやりました。
どんな簡単な事であれ、『みんなに選ばれる』事というのは大変大きな自信にもなります。今回はレベル2が一番うまいのは誰か?をまたみんなで決める事にしました。
ここで大事なのは、『うまい、下手』という格差をつける事ではなく対話によってうまさの理由をつける事です。最初は二人組で予選会を行います。その二人で妥協や遠慮ではなく、『納得』で勝者を決めてもらうのですが、長く時間がかかる組もあります。でもそれでも良いのです!もうええわ・・・じゃなくて、きちんと決める!ダラダラ長いのが良いのではなく、お互いに一歩も譲らない自信だったり、根拠が大切。その後に全体で評価をする形にしましたが、レベル1の優勝は伊彩くんで、レベル2は琉葦くんでした!!
みんなボールの感覚は掴めてきているけど、まだ多くの子は『レベル6キャッチ』をやってしまっていて、『ボールの感覚を掴む』為にやっていない。
だから繋がらない。練習の為の練習、って状態ですね!
だからコーチから観るとこのレベル6キャッチの取り組み方やコツの掴み方で成長が分かるんです。何にこだわっているか?どうやって成功させるのか?が頭で理解し、体が反応する状態になると進歩したな〜って感じを受ける。そこに気付ける子もたまにいるので、そういう子が増える事を願いながらやり続けていきたいと思います。
そこからはボールタッチを色々やっていきました!
ここからは個人の時間なので、ほとんど干渉はしません。
だけど、興味を持った子、何かをやりたい子は質問をしてくるし、そういう子には当然色々アドバイスなどをやります。みんなにそうやって質問してきなさい!とも思っていないし、言ってもいません。子供同士でも構わないし、聞かなくても観る方法だってあります。ただし、どれかの方法で自分が出来るようになる可能性を広げる努力はしなくてはいけないのですが・・・・。
まだ自分の殻で終わってしまっている子もいます。最初の一歩を出すまではとにかく根気強く見守るし、待ちます。大人が先に動いて『こうしてみたら?やってごらん?』とか言ってしまうともうそこで子供は『指示・アドバイスを待つ人間』になるからです。
そうではなく、最初は勇気がいるだろうけど、自分の目で、耳で、心で、行動してもらうまで待つし、そこから先は一緒になって考えるようにしています。
誰が、どこで、スイッチが入るか?は分かりません。
だからこそ難しいと言えばそうだし、楽しいと言えばそうなんです。
待っていると自然と周りに来る子も変化してきているのです。先週いなかった子がいたり、聞けないけどずっと見たり、何らかの変化が出てくるのです。そこから次のアクションが必ず出てきます。『観る⇒聞く』、『聞く⇒真似をする』、『出来る⇒誰かに教える』みたいにね。段階があるのでそれぞれのタイミングで何かを得ていきます。
それを待ちながら、見守りながら、声を掛けながらやっていきます!
動き始めるとパワーがいっぱいある子供でも、その『始めのスイッチ』は自分で入れてほしい。誰かに入れてもらうと『その場』は解決する事もあるだろうけど、長期で観た時にはその経験が考えない子供に育つ・・・。という結果になるものです。最初が本当に大事!何から得たのか?によって人の考え方や基準は大きく変わる。
大人の言いなりに育つ子と、自分の発想で育つ子。大きくなっていくにつれ、誤魔化せず、差が目にも大きく見えるようになる。大人の言いなりの子はやがて反発し、反抗し、『反抗期』だという言葉で済まされる。。。
自分の発想の子は自らが考えるからどの状況下でも楽しみ方を見つけられる。
どちらのほうが『育った子』と言えるでしょうね???
そろそろ子供に関わる大人みんなが真剣に、本気になって考えるべき時だと思います。