学年によって、チームによって、個人によって、色々あります!違いがあるのは当然であり、ある事のほうが正しい!!そういう中での積み重ねを各自やっていくのが練習です。
今の3年生は言われた事を各自なりに噛み砕いて一歩一歩、一個一個積み上げていくコツコツタイプでした。そして、2年生は『3歩進んで2歩下がるタイプ』です!結果的に一歩しか進んでいないから、1歩ずつ進んでいる3年生と同じなのでは?!と思うけど、全く違うのです!爆発的に成長したと思えば、何事もなかったかのように衰退する(笑) 結局進んでいないのか〜?って思うとそうでもない(笑) だからまさしく3歩進んで2歩下がってます!でも、1歩は進んでいる、という形。それでいいし、それがいい。
週末に良い交流戦を長い時間みっちりさせてもらえた中で、考える時間も多くありましたね!
それを次に繋げている子が相変わらず少ない・・・。『過ぎた事』となり『終わった事』となる。そして、また週末に試合があったとしても『新しい事』のようになる。継続だったり、積み重ねるというイメージが少ない。これは個性とか個別の事ではなく、全体として、また一人の人間として良くない考え方となる。その考え方でいくならば練習などしなくて、週末に、試合だけに集まれば良いのです。間にわざわざ練習をするのはどうしてか?って事を考えないといけない。
評価をされるのは試合の場である事が多いけど、その試合で良い思いをする為に練習があるのではないのかな?
その練習をしっかりと狙いや考えを持ってやらない子が試合の時だけオーバーにリアクションをするケースをよく見る。シュート外して大声出したり、審判に文句を言ったり、ポストに当たって悔しがったり・・・常に100%でがんばるとかやっている子にすれば試合で起きた全ての事が『当たり前なんだ』と受け入れられるから。シュートが入らないのも、ポストに当たるのも結局は普段の練習からのものが出ているという事なんだからね。
それを受け入れられるようにならないと前には進まない。答えはそう行き着きました。
だから、これをやりなさい、ってメニューを与える。
その中身を『どのように各自が作り上げているのか?』が大事な所。言われた最低限をやっている子と、自分なりの工夫が加わる子、言われた事の最高レベルを追い求める子、その意識次第で大きな差となっていく。
今のみんなは全然主役になれていないし、なろうとしていない。どこでも人の後ろに隠れて、一歩下がって、みんなの様子を見てから合わせて動くのが『普通』になっている。
その普通をまず壊さないと進化はしない。
この意味を理解出来ないようでは試合を楽しむメンタルにも行き着かない。目の前の、一つのプレーに一喜一憂して終わる。俺のあのシュート見た?あのドリブル見た?あのパス見た?みたいに。。。自分が納得するそんなプレーも含めて『あれぐらい当たり前ですよ』って言えるまで練習しないといけないのに、宝くじが当たるかどうかのような、イチかバチかのプレーをまだやっている。未熟者の思考の中に、『人との違いを見せるプレー』と言われると『奇抜な派手なプレー』と勘違いする子が多い。
違うんだよ。
人との違いとは、見えているものや見える量や考えるスピード、考える量なんだよね。
目で見えるものじゃないって事に、その価値に気付けると『おっ!!』と思う変化が見える。それが楽しみで毎日コーチをさせてもらっている。目に見えるものを変えようとせずに、見えない部分を変えなさい!
個性とはそこに向き合った時にこそ出てくるもの。楽しみにしています♪