今日は朝から高円宮杯の兵庫県選手権大会の審判を行う為に姫路球技スポーツセンターへ行きました。

チームとしてこの大会に出場出来なかった事は残念ではありますが、その事を悔いても仕方がないし、今日は審判として同じように引退のかかった子もいる訳ですからその子供達の為に精一杯の審判をしようと思いました。

生憎の天気だったのと、台風の影響で時間の経過と共に雨も風もちょっとずつ強くなっていった印象でした・・・。そういう事もあって時間を出来る限り詰めていこうという事もあり予定時間よりも早くに試合を行っていきました。自分は但馬代表と姫路代表のゲームを審判させていただきました。

それまでの試合の時もアップをしながら様子を見させてもらったりしました。

やはりチームそれぞれにカラーがあると思いましたが、そのカラーの大半は『大人のカラー』だとハッキリ見えました。つまり、帯同している監督、コーチ、学校の先生ですね。その方のカラーがそのまま出ている感じでした。子供達はみんな精一杯がんばる事が基本にあります。でも、大人のカラーによってがんばるパワーの矛先をどこに向けるか?に差が出てきます。

自分自身と戦っている葛藤であればまだ許せますが、その矛先が相手チームだったり、味方だったり、審判に向いている子もまだまだ多い・・・。文句がとにかく多い。自分のミスを仲間のせいにしたり、審判しているとよく分かるのですが、中での言葉が本当に悪い。

最後の大会に相応しいかどうか?も選手個人の価値観だと思う。

精一杯やってきた事を出す場であり、今持っている事を最大限やればそれで良いと思うのですが、『今日だけの事を求める』言葉が多く、仲間のせいに、文句言ってる子はやはり自分が動かない。。。誰だってミスをするスポーツだし、ましてや今日はグランドも水をいっぱい含むから滑るし、難しい状況にも関わらずそれを理解しようとしないのは常日頃からそういう態度が許されているからだろう。先輩だから?スタメンだから?分からないけれど、自分自身のやるべき事や出来る事に目を向ける選手がほぼいなかった。

スポーツを何でやっているのだろうか?どういう価値を持たせるのだろうか?改めて考える時間になりました。審判の控え室では先生方ばかりの部屋でその出てくる会話も首を傾げるものが多かった・・・。普段から子供に携わり、子供が良くなる為にどうすべきか?の話が出ない。出るのは、自分が感じる違和感のまんま。

雨で寒い中、自分の役割をしっかりと果たしたのだが、この一日が『楽しかった』と言えないのはやっぱり大会という公式戦の魔物みたいなものが充満していたからだと思う。もっともっと子供達が勝つも負けるも含めて『あの大会があったからだね』と思える、言えるような形でないと大会自体の意味がないように感じた。その場の勝者を決めるだけが目的になってはいけないような気がする。この年代にすべき事、感じるべき事、痛感させられた一日でした。

久しぶりの雨でズブ濡れになったので風邪ひかないように気をつけよう!!

大会運営をされた姫路サッカー協会の皆様、悪天候の中ご苦労様でした(礼)