今日は絶好の日和でしたね!何をやるにも最高の天気だったのですが、その中で毎週恒例にさせてもらっていた芳田こども園さん訪問でした♪
今回で9回目(知らない間にそんなにやっていたんですね?!)という事で次週が最終となります!最後まで預かった時間に責任を持ってやりたいと思います!
自分はこの年代(幼稚園年代)では基本的には自分の事を精一杯やる事が出来ると思っています。そして、そういう中で自分以外にも目が向けられる年代だとも思います。もう2ヶ月もすれば小学校へ上がるし、そこではまた新しい集団生活が始まるのです。その集団生活を楽しむ為にも、また機能させていく為にも自分の事と同じぐらい周りの事にも気配りが出来るようになる力が必要だと思います。そこで、敢えて『協力』をテーマにやるようにしています。
『協力って何?』という質問から始めました。
『誰かと力を合わせる事!』という素晴らしい回答がありました。そういう大切な言葉を言葉だけで覚えるのではなく『経験』で覚えてほしい。そういう願いがあります。そこで、今日の時間は協力する事が必要な事を色々やりました。
人数集めゲーム。
コーチの笛の数だけ友達と集まって一緒にコーンを回ってくるだけの単純なルール。でも、もちろんその動きがメインではなく友達と集まる事がメイン。19名だった今日は端数なのでもちろん余ってきます。最初は先生が混ざってくれた(と言うか、先生が余るのが嫌で力を貸してしまいました・・・笑)ので、簡単に成功しましたが次は必ず余る数を指定!!さて、子供は困りました・・・。
『だって余るやん!!』という言葉を出して、その上での行動が集団生活がうまくやれるかどうか?の力に繋がります。
この芳田こども園さんは、とても日頃からこういう機会を多く与えているのでしょうか?
こういうメニューをやると小学生でも『俺は、私は関係ない』という態度をする子が出てくるのですが、今日はみんなで輪になって懸命に答えを出そうとしてくれました。あ〜でもない、こ〜でもない、を言いながら工夫をして一人二回行く方法を見つけ、みんなが成功する為に考えて、行動してくれました!!
誰かが誰かを気遣う事で、みんなが笑顔になれる。先回りで助けるのではなく、きちんと困った段階で一緒になって考えるという流れは幼少期から知っておいてほしい。どうしても困る事から回避させたくて先回りして『困らない経験』をさせてしまう大人が多いし、それも悪気がないから余計に子供にとって困る事となる。もちろん意図的に困らせるというのは悪い事のように聞こえるだろうけど、やっぱり成長していくというのは『自分で解決していく力』だと思うし、それが出来るだけ小さい頃から『当たり前』の感覚の中に入ってくるとその後は随分変わってくると思います。
絶好の天気の中、考えたり、工夫したり、甘えたり、構ってもらおうとしたり、がんばってみたり、弱音を吐いたり・・・・どの年代でも出てくる『個性』が今日もたくさんありました。みんなが同じ事を同じようにするのではなく、違うやり方で、違う結果を出しながらで良いと思う。
まとめようとするからストレスがかかる。大人の見栄えが子供にとってのストレスになる。そういう事に気付くようになってから自分も現場を心から楽しめるようになった!今日も子供達が行動でしっかりと協力を表現してくれるシーンが増えたし、最後の試合でもコーチを困らせるパスが出来る子が増えた。仲間がいるという事、友達がいるという事を感じながら生活出来る日々ってすごく素敵だと思う。一人じゃない事を実感出来る時、人は幸せを感じるものだと思う。
何も言わなくても片付けを手伝ってくれる子供達!
コーチを、大人を喜ばせる事がうれしい、楽しいと思える感覚をずっと素直に持っていてほしい。そう思うからこちらも心からの『ありがとう!助かりました!!』と伝えるようにしている。
子供だから・・・じゃなく、一人の人間として扱う事。認める、向き合う事で子供は言葉じゃない繊細な部分を感じ取ってくれる。関われば関わるほどに子供達の良さがどんどん出てくる。キッズ活動をさせてもらってから18年。。。いつの時代も変わらない。やっぱり変わっているのは、子供ではなくそこへ関わる大人の感覚だと思う。
これからも子供にとって大切な事を伝えていける大人としてがんばっていきたいと思います。芳田こども園さん、本日もありがとうございました(礼)