今日は早朝から三木防災公園でファルコ・モルタカップの初日を行いました!
毎年行う事が出来ているこの交流大会ですが、今年でもう9回目となります!!素晴らしい環境の中で多くの良いチームとの交流をしていく時間の中で、普段の自分達だけではなかなか出せない課題と向き合える最高の機会です。
ただし、いくら良い環境で、良い機会であっても、それを活かせるかどうか?は結局自分次第です。うまく活かせている子、無駄に過ごしてしまっている子、かなり分かれています。コーチは『ダメ』じゃなく、『もったいない』と思うだけなので、やれ!!とは言いません。本人が気付く、と言うか本心なのか?がハッキリ見える機会。大事な一日でした!!
今日からは新1年生達も一緒に参加してくれたので、とても良い刺激をもらえました!
新2,3年生もうかうかしていられないぐらいの良いプレーをたくさん見せてくれていたし、各自の武器と言うか良さもハッキリ見える一日となりました。
今日対戦してくださったのは野々池中さんとバンディエラ暁さん(京都)でした。どちらも層の厚いチームで選手達も試合慣れしている印象を受けました。それぞれのチームにそれぞれの狙いとかやるべき事、やらせたい事があると思うし、この交流大会はそういう部分を出していく場です!
そういう中でファルコの狙いは?と聞かれたら『自分と向き合う時間』と答えます。
今日も新3年生の子と話をたくさんしましたが、やはり変化をしない一番の要因は『自分の中の弱さと真剣に向き合わない』事だと思います。変わらない人間は、『守りたい自分』があるからです。口でいくら変わりたい、と言っても、本心が変えたくないのです。
新1年生と一日一緒にいてもすごく楽しそうだし、前向きな部分はありながらも同じように向き合う事は苦手な子が多いと感じています。そういう時間を持ってこなかった事が全てだと思うし、このファルコはそういう子が多いので自分の役割とは、まず自分と本気になって徹底的に向き合わせる。その上で『それがなりたい自分なのか?』という事を考えてもらう。そうじゃないと、正直に、本心で、『仲間を助ける』なんて出来ないからです。みんなはその作業を飛ばして仲間との協力を要求してしまうから・・・小手先だけの協力っぽい事をして『いい人ポイント獲得』する訳です・・・。本心でも何でもない、結局は自分の為なんですね。
自分がしたいチームというのはどんなに不格好でも良いから、泥臭く、心からサッカーを好きだったり、がんばりたいと思える選手にする事です!
うまい、とか強いとか、それを目的にするだけなら他でやってください!って話です。うちはまず自分自身を整えてから仲間と協力し、喜びも、課題も、『共有出来る仲間』にしていきたいと思っているのです。サッカーという素晴らしいスポーツも使い方次第でどうにでもなる。良くも悪くもなる。
だからこそ自分は良い方向へ使いたいと思います!
新1年生にとってはいきなりフルコートで25分ハーフという長い時間・・・・そしてこの暑さ、ですから色々きつかったとは思います!
それでも逃げずに精一杯がんばる姿に初日でいきなり胸を打たれる選手もいました。こんな良い部分を伸ばしていかないといけない強い決意を持てたし、それを受ける新2,3年生も『このままじゃダメだ』と思う覚悟がほしい。口約束じゃなくて、心を動かしてほしい。その意味を知るのにまだ時間が掛かる子も多いだろうけど、時間をいくら掛けてでも分かる事に大きな価値があると思う。
もっとみんなが自分に正直であるように・・・その正直を引き出す為の正直なコーチでありたいと思います。交流してくださった野々池中さん、バンディエラ暁さん、ありがとうございました(礼)