今日はナイター練習!!

ずっとずっと自分は現場で違和感と戦っています・・・。子供が悪いのではありません!!子供には100%非はありません!!何の違和感なのか???いつも隣では火曜日と木曜日に少年野球もされています。同じスポーツという共通項の中ですが、その風景を見ても圧倒的に感じる違和感・・・・。

それは・・・・

何故、大人が積極的に教えているのか?という事。大声上げて『こうしろ、あ〜しろ!』みたいな事。

誰がやるもので、誰が主役で、誰の為にやっているのか???

を考えた時に、グランドの中に大人は必要なのでしょうか??もちろん試合をする時の手配、環境を作る、審判をする、という事はやっても良いでしょうが、子供がやるべき事にいちいち口出しする必要は明らかにないと思うのです。

自分は立場として大切な子供を預かり、大切に育てないといけません。『大切に』という事を本気で考えないといけません。大人の持ち物にしてしまうと、大人のエゴばかりが満たされるし、子供にとってのプラス要素は少ない(ゼロとは言いません)。

めちゃくちゃがんばってくれる事を分かっているだけに、『やらせる』事はしたくないと強く感じるここ数年。

自分がやるべき事は『思い出させる』事がまず一番の仕事。教える前に『思い出させる』のです!どうしてサッカーに出会ったのか?どうしてうまくなりたいのか?どうしてやっているのか?です!そこからスタートしないといけないのです。そこを忘れてしまうとどうしても無理が生じてしまう・・・。努力も自然な状態でしなければいけないと強く思います。その思い出す作業の後に、『引き出す』です!子供が本来持っているものを引き出す。与える前に引き出す。ここを間違えると子供は他者の評価だけを信じ、自分を見失い、自己肯定感を失う訳です。そうではなく、自分を認め、自分を信じてから次のステップへ進むのだと思います。

思い出させる→引き出す→継続させる。です!これも簡単ではないのです。

この年代はせっかく覚えた事も忘れてしまう事があるし、一回出来たらそれで良いと思ってしまう所もある(我々の地域、私のチームの子に限ってかも知れませんが・・・)ので、継続させる力も求めていきます!ここまでを全員に3年間を通して伝えていきたい所!

やるべき意味を持てば努力が自然になる。

どうしても日本という文化は『努力をがんばってやっている姿に美学を感じる風潮がある』という部分・・・。

本来、自分の成長の為にがんばるのは当然と言うか自然だと思うのですが、がんばる事に意義を持たせたいと考える大人が多い気がします(学校を見ても同じです)

自分で考え、自分で行動し、自分で気付き、自分で改善していく。

こういう流れを持てるようになる事でスポーツをやる本当の意味に出会うだろうし、自身の成長の価値も見つけられると思う。大声張り上げて何かをさせる、形に嵌める、ではなく子供の本来の姿を取り戻すというような事がスポーツだからこそ出来る、という形に出来ないものでしょうか???

学校でも、スポーツでも、選手や生徒の前に立つ大人の理想にさせられている姿を見ると本当に辛くなるし、これが違和感の根源だと感じます。

自分がやりたいと思う事に正直に、真っ直ぐに!!今日はその為に色々やってみましたが、十分に手応えある変化が見受けられました。

『今日が変わる為の日』

になるように、みんなそれぞれがんばりましょうね!!