今日はナイター練習!!

新学期がいよいよ始まりました。長い休みだったからこそ、このスタートはとても重要。良い準備をしていたかどうか?がハッキリ見えます。

スタートの切り方が本当に大事だと自分は思います。終わり良ければ・・・という言葉はありますが、それは正直結果論だけでしか評価をしない人の言い訳のように思います。自分の生活を振り返って考えても『終わり』はまずありません。育成年代を預かり、このファルコで3年間関わらせてもらっても、次のステージがあり、繋がりがある。その先にどうなっているか?が重要だし、このファルコ3年間だけで終わりではないのです。そういう意味でも、常に『どんなスタートを切れるか?』を大事にしたいし、子供達を通して自分の評価をしていきたいと思います。

今日も序盤はリフティングを中心にして『ボールと自分との距離・関係性』を高めます。

ポゼッションサッカーという言葉がとても広まっているけれど、その言葉の意味や捉え方は人それぞれ。ボールを繋ぐ事?キープする事?攻めない事?安全第一?など、みんなが一律に理解している訳ではありません。

サッカーには多くの解釈があり、特徴があり、パターンがある。

どれをやるか?も大事だけど、『どんな選手達なのか?』によって変わる事が大事なんだと思う。試合をやるのは選手、サッカーをやるのも選手。それが大前提なのに、『勝つ為に、強くなる為にこれをやりなさい』みたいな形が多い事に息苦しさを感じるし、自分はこの地域に生まれ、この地域の子供を預かっているので、与えるやり方よりも『見つける・引き出す』をやりたいと思います。

リフティングをしながら、合間には『身体を思った通りに扱う』事をやってもらいましたが、やはりうまく出来ませんね!

サッカーの試合中に起こりうる動きでも、いかに考えずにやっているか?がよく分かる。頭では必要な事は分かっていても身体がそれを表現出来ない。そんな事が多々あります。そこで『どうしてなんだろうか?』とうまくいかない部分に気付けば良いのですが、『くそ〜』とか『うわ〜』って言葉と落ち込む、腹を立てる思考だけで考えないのが現状(ほとんどの選手がそうなっています)。

だからこそ、トレーニング(練習)では意図と狙いを持ってやらないといけないと思う。テーマ(狙い)があって、プレーをする。そこには失敗と成功があり、気付きがある。
その繰り返しの中で、失敗と成功の間にある『チャレンジ』が出来た時に人は一歩踏み出すと思う。

子供達にミスをさせない設定が良いと考えるコーチがいたらそれは同時に、成長させるビジョンのないコーチになる。

かと言って失敗をずっとさせてしまうのも問題である。失敗と成功の間がある状態がベストだろうし、そうなるように言葉掛けをしたり、一人一人の課題を与えていける事が良いのだと思う。

素直に前向きに取り組んでくれているこの選手達に、自分も色々なチャレンジをしながらやっていきたいと思います。

ゲーム形式では、ボール2個でやりました!

これは『観ないといけない』じゃなく、『誰が2個観ようと、感じようとしているか?』を観たかったので、何も言わずにスタートしました。

そこから数名はやっぱり高い意識で両方のボールを観ているし、自身を良いポジションに置いている。それが5分の1ぐらいの人数・・・。それがチーム状況です!20%ぐらいの割合でしか色々な事を感じようと、気付けていない事。

これはコーチの課題であり、みんなの問題ではない。設定を考えたり、言葉を考えてみんなが前向きに色々チャレンジを出来るようにこれからもがんばります!!