今日のナイター練習!!
二学期に入り、まだまだ夏日の毎日。朝晩はちょっと秋の気配を感じられますが、日中はまだ暑さが厳しいです。そんな気温の変化の上、夕立の多いここ最近・・・。
今日も激しい雷雨があってグランドはあっという間に水浸しになりました。なので、今日は室内練習という事になりました。活動出来る場所があればみんなと出会えるし、みんなの大事な一日に寄り添える時間に感謝したいと思います。
今日は昼間に近くの中学校が体育祭の練習をしている横を通りました。
暑い昼間に体育祭までの短い時間に仕上げようとがんばっているから当然一日の練習時間も長いと思います。そんなハードな日程を終えて練習に来る訳ですから身体は疲れているとは思います。疲れから怪我を発症する事も多いし、無理はさせたくない時期ではあるので、運動量はあまり多くしない中で中身へのこだわりという点ではしっかりと持って今日もやろうと思いました。
身体を思う通りに扱う事と、ボールを思う通りに扱う。その両方を動きの中で出来るようになってこそ本当に意味が出てくる。
どうしても順序、という風にまずはこれ、次にこれ、というやり方をしてしまうのですが、そうではなくて○○しながらという風に一緒にやる要素を組み合わせていく事。そして、それらを『繋ぐ』事の重要性を今、一番自分は大切にしたいと思っている所です。
箇所が良くても、繋ぎが悪いと成果も結果も出ない。これはサッカーでも同じ。例えば強烈なストライカーが居ても、周りとの関係性が低いとボールは回ってこないし、得点も出来ないという事。引き出し合えるかどうか?も選手一人一人の能力の一つと言える。いくら個人でボール扱いが良くても全体の中、流れの中でそれを活かす場所、方法を知っていないと価値がないのと同じ。
最初のリフティングから、次のパス練習も全部同じ。
自分という身体が一つの流れ(リフティングなら次の箇所へのタッチ、パスなら次出すまでのトラップやボールの置き所など)で乱れない事。どこかで無理な動作や、無駄な動作が入る。自然じゃないから負担が掛かる。
何事も同じだと思う。日本人の感覚で、まだ『特別な事をやるのがすごい選手』だと思う感覚は根強いだろう・・・。その特別というのは自然な事をやれる上での事。自然な動きが出来ないのに特別感を出そうと必死にクルクル回ったり、無理にアウトサイドでパスをしてみたりするのが違うんだと思う。
特別な何かを積み上げるのではなく、『今あるものとまずはしっかりと向き合う』事が先決でしょう!
今の自分は何が出来るのか?何が見えているのか?何を目指しているのか?
その上で、何が出来ていないのか?どこが見えていないのか?どんな努力が足りないのか?を知る事でしょう。
その作業をそっちのけにして、『がんばる』は絶対に無意味だと分かる。大人はこの『闇雲でもがんばる』姿に安心をしてしまう人が多い。。。でも、実際はそんな事は長続きしないし、無意味だし、大人が喜ぶ以外の成果が残らない。自分のものとして残していく為にも自身を見つめる時間が絶対不可欠!!
そう思うからこそ、今日も対話に時間を費やす事になった。努力をする為の方向性、ビジョン、意味、方法。それらをきちんと整理出来なければその場凌ぎになるだけ。大人を喜ばせる努力ではなく、本当の意味での自分の為の努力を出来るように、分からない子供には嫌がられてでも伝えていこうと思います。
自分にしか出来ない事・・・・覚悟してやります!!