今日も夜はしっかりと寒さが厳しい中ではありましたが、練習を行いました!

練習前のゲームを行うのに、今日は混ぜてもらいました!!中からの様子、選手の思考、アイデア、プレーを実際に体感してみようと思ったからです。1年生が入ってきてから初めて一緒にやってみましたが・・・・

やっぱりうまくなっている!!と実感しました。観る、外す、駆け引きをする、がしっかりと出来るようになってきたという事。力強さみたいなものもありながら柔らかいタッチも出来るからなかなか本気でやってもやられてしまうという感覚が多々ありました。

そんな中で感じた惜しいな〜と思う部分としては、守備に関しての繋がりが全くない事でした。

もちろんそれは外から観ている時にも感じていた所ではあったのですが中に入るとより一層、でした。個々の能力だけを頼りにボールを奪っているけど、繋がりがあればもっとうまく、確実に奪えるし、そこからの攻撃もかなり効果的になります。それが分かっていないからどうしても個々が『がんばる』しか方法を持っていないので、ここはちょっとずつ改善のヒントなどを与えていきたいとも思っています(指示にならないように気を付けながら)。

せっかくゲームで出た分かりやすい課題でもあったので、その事を話して今日は守備の事をやってみました。

やる意味、目的も説明をしてからやってもらったのですが・・・普段が無意識、個人の考えだけでやっているものですから当然いきなりうまくもいきません。ただ、『合わせようとする意識』を持つだけでも違うし、まず相手との関係が違ってくる。

自分の考え、意思だけを一方的に伝えてもそれは改善でも何でもない。ですが、お互いの考えがあれば対話が出来るし、合わせる事も可能になる。

そのトレーニングをしてから再びゲーム形式でやってもらったのですが・・・・

狙い、考え方、思いもバラバラでしたね(笑) まぁいきなりうまくいくはずもないし、こうなる事も予想の中には入っていましたが、焦らずやっていくだけですね!

自分は『うまくいかない・まとまらない』が前提になってきたから、うまくいかない状況そのものにゆったりと構えられるようになってきたのですが、中で実際にやっている選手はその状況をどうも受け入れられない・・・・。トレーニングをする、練習をする、という事がそもそも『うまくいかないからこそ』という言葉が先に付くと思うのに、実際にそうなると落ち込んだりイライラしてしまう子がとにかく多い・・・・。それだけ常に『きちんとしなさい!』という環境下で育っているんだろうな〜。。。と思います。親には躾、という責任があり、厳しくする事もよく分かるし正しい事だと思う。ただ、一方では伸びる子供という形が『伸び伸びと』という風に真逆の事になってくる。世の中にはたくさんの『矛盾っぽい事』で出来ているんだろうし、だからこそ真面目な人と犯罪者も紙一重なんだとも思う。

そんな世の中だからこそ、芯を持った大人にならないといけないと思う。与えられた正しさじゃなく、自分で見つけた正しさを大切にしてほしい。だからコーチとしては正しさは教えるものではなく、与えるものでもない。気付く場を、きっかけを与える人であるように!!

これからもそこを強く意識してがんばりたいと思います!!