強烈な寒気が来ているようです。
木曜日は人数が少ない事と、個人的に色々探りたい事があったので室内トレーニングを行いました。層の厚いチームではありませんが、一人一人を大事にしていく(大事に関わっていく)事には手抜きをやる訳にはいきません。要領の良い、なんて言葉がありますが、それってずっと『上手な人がうまく手抜きをする』事だと錯覚していました・・・。
ですが、考えてみれば上手な人は何故上手なのか?って事。手抜きして上手な人なんていないのです。
今、自分はそういう要領の良い人と言うのは、
『無駄な力を削れる人』
だと思っています。常に全力で!!という事を自分のモットーのようにがんばってきた自分の人生を自分で否定しているかのような事なのですが、コーチという立場になっていかにそれが良くない事なのか?に気付かされました。
そもそも『良い』という価値観にも人それぞれなので、どれが正解、どれが間違い、なんて決められるものではありません。
人は色々を知ってから『もう一度自分の長所に立ち返る』という事をすると随分見方や考え方が変わる。
同じ価値観のまま、変わらない景色と環境の中にいると自分の長所すらボヤけてしまうものです・・・。ですが、多くを知り、出会いを増やし、自分とは違う価値観にたくさん出会う事によって『違いを知る』事が出来て、『出来る事や出来ない事が明確に整理されていく』事になり、『自分の長所が武器となる』んだと思います。
つまり、自分は今関わらせてもらう年代には『一つの正解』という伝え方や考え方をしてほしくないのです。色々知った上で、自分の一つの答えを出したらいいと思うし、知らないで一つを『正解と思い込む』事に危険と違和感を感じるんです。
そんな事もあり、今日もみんなの様子を見ながら『あ〜ようやく堅物の俺の前でも自由にやれる子が増えたな〜。。。』
って印象を受けました。伸び伸びとやる!!それが少しずつ出来るようになっています!ただ、ここで勘違いしてほしくないのは、『伸び伸びやれる』までには『やらされる自分を開放』しなければなりません。正直、この地域には『誰かの正解を押し付けられた子』がとにかく多い・・・。違う種目を見ても同じ。大人が正解のように押し付け、それを正解と信じ込むサイクル・・・。
だから『自由』を与えられると遊べない、考えない、『がんばる』という言葉で片付けた頭真っ白状態での行動・・・。
自由への道は本来は簡単。
最近、こども園さんへ行かせてもらうと自由の天才♪いくらでも遊べるし、疲れ果てるまで遊べる。でも、目の前の中学生は疲れる前にやめる。色々考えてセーブをする。正解を求めて遠慮する。この繰り返し・・・・。どこからこうなってしまうんだろう???
誰かのせいとか、責任ではなく、今自分が出来る事を考える。そして、その答えが『自由への開放』であり、『意思を持って遊ぶ』事である。責任を持って遊べる人間になれば保護者の方々も腹が立たないのだが、適当に、目的なく、メリハリのない遊びをするから怒られる(笑)
こういう状況をサッカーというスポーツでありながらも、遊びを通して変えていけたら、と思う。自分なりの伝え方を持って子供が好きで選んだサッカーというスポーツを『好き』だとやれる(やらされるではなく)ようにしたい!!時間は掛かるだろうけど、ゆっくりがんばろうと思う!!みんなとなら大丈夫!!コーチはファルコが大好きなので♪♪がんばろう!!