今日のナイター練習はエリート塾とファルコの合同をいつもやっているけれど、今回は2,3年生は休みで1年生とエリート塾生のみでのトレーニングとなりました!
とても新鮮な設定の中、いつもは一番学年が下になる1年生が色々気配りをしてくれて最初の時間を作ってくれました。エリート塾生に声を掛けて一緒にゲームを始めるスムーズな動きはファルコ入会からの半年も活動をしていない中で、精神的にも大人になったな〜と感心させられました。
ところが、そこから先が良くなかった(笑) 自由に参加するはずのゲームの中で【公式戦でもやってるの?】というようなギスギスした空気・・・。ついつい1年生からも厳しい声が飛んでしまうシーンを観て、少しだけ1年生に話をしました。
せっかくスタートはみんなを集めてうまく始めたのに、この空気じゃ遠慮する子のほうが多いし、お互いに良くないよ、と。
どういうゲームがしたいのか?みんなどんな目的を持っているのか?を最初に集めた時に話してからスタートしたら良かったね!という事を伝えて1年生がまずは目的を持ってやる事を意識してもらいました!
そこからはちょっと柔らかい雰囲気にはなったし、こういう経験を重ねて相手の気持ちや、全体の空気も分かってくる、感じれるようになっていくんだと思います。今日の成果は1年生がこの雰囲気に失敗した事よりも、自分達だけで動いて積極的にエリート塾生をまとめようとアクションした事です!!失敗よりも大きな成果を残したと思います。
そこから全体でボールを触りましたが、【この場に来ればうまくなる】と勘違いしている子も中にはチラホラ感じます・・・。
そもそもうまくなる、という事は自分自身で行動しないといけない事なのですが、どうしても【指示待ち人間】になってしまう。そして、いつしか【努力・練習をする】という言葉だけで片付けようとする子が出来上がるのです。そうじゃなくて、【夢中になった結果自然と努力をしていた】というような形になった人間がうまくなっていくのです。
努力は意識してやるものではなく、自然とやっているというものであり、そこに人間は伸びる可能性があるんだと思います。だから、我々の指導する立場としては【いかに夢中にさせられるか?】だと思うし、その為の設定作りなんだと思います。
今日は一人一個のボールを触る時間を多くしてもらったのですが、そこで見える差は明らかに大きいのも分かります。
でもね、誰かとの比較がその子の評価ではないので、その子その子に目を向けて【これだけ出来るようになったね!】という成果を見つけていきたいと思う。途中子供にも話をしたのは【一回の練習で何かを発見しなさい!】という事は自分自身に言ってるのと同じ。
みんなの良い部分、工夫している部分、やろうとしている部分などを発見していきたいと思う。前向きな姿勢はとても多く、1時間半の時間はあっという間でした。みんなの前向きさはとても自分にとっても大きなエネルギーになるし、この大切な気持ちを常に忘れないように現場で精一杯がんばっていこうと思います!
自分を動かす自分になれ!!!この時期の暑さに負けない熱量の思いを持って!!