今日は朝から御津グランドにて赤穂さんとルタドールさんとの交流試合をさせてもらいました!

今週に入ってから急遽組めたこのゲーム・・・。このゲームを組めた背景にはちょっと個人的には信じられない理由がありました。サッカー協会って何?優先すべき事って何?そういう事を本当に考えさせられます。強ければいいの?そんな事をしみじみと感じさせられました。そういう中で今回のゲームが出来た事はうちにとっては良かったのですが、望んでいない形だった事で相手をしてくださった赤穂さん、ルタドールさんにとっては複雑な気持ちだったとは思いますが大切な成長の時間に使わせていただきました!

とにかく怪我が多い今のチーム状況の中ではありますが、各自が自分を越える良いチャンスだと思っています。正直、うちの地域の子供達って色々な面で弱いと痛感しているし、ファルコとして活動をしてから強度を高めたいのですが、がんばる身体云々よりも心のほうが先に参ってしまう・・・という現象が多々起きます。

それは、やっぱりやってきた過程の中で【自分が好きなスポーツ】として始めているサッカーでさえ【心を使ってがんばった事がない】からだと思います。年々強く感じます!!だから、心を使って、頭を使って、身体を使う・・・という事になるとかなり困惑してしまうのです。それを成長と考えているのですが、やっている本人達の中には【ストレス】として受け取るからやっぱりなかなかついてこれなくなる。。。このギャップと戦っていく必要があるし、この地域の【スポーツとの向き合い方】から考えないといけない時期に来ている感じはします。

試合はギリギリの人数の中で6本させてもらいましたが、各自の良さを出せた事は確かです!!

それを一般的には成果として取りたいのですが、その出し方と言うか出すタイミングが【相手の強度が弱まった時】になっている子が多くなかった???疲労、試合の流れ(勝っている時だけ)、ミスなどの要因の時に成功しているという事です。

相手が元気で、勢いがある時に各自の良さがどれだけ出せたか?が大事でしょう?そこへのこだわりという点ではやっぱり物足りなさはあります。でも、個人として目を向ければ【成功させた経験】は大事だからこれがきっかけになれば良いと思っています。

相手がいる中でこういう経験が出来るという事が本当にありがたいですね!

自分の通用する部分というものが少しは見えたと思うけれど、そこを突き詰める為の【気力】の部分がうちの最大の欠点。良くも悪くも【一喜一憂】する傾向が強いから突き詰めるまでに思い出として終わってしまう事が多々ある。。。

積み重ねるという事の意味とか大切さがなかなか浸透しないのも、この年代の心の弱さという特徴の一つではあると思っているし、そことも向き合いながら指導の現場で戦っていかないといけない事を今日は改めて思いました。ずっと悪い訳じゃないし、もちろんがんばっている事は評価している。ただし、がんばっているからこそ【常に次の高い壁】が目の前に出てくる事を覚悟出来ているかな???すぐに止まって、一旦満足しようとする時間が自分をダメにしている事に気付いていますか?

選手にとっては、そういう事を常に求められるとしんどいかもしれない。でも、コーチという仕事をやっている以上はそこを甘やかす事が選手をダメにすると思っているし、何度も言うが、今の成果じゃなく将来のみんなの為にやっている事を理解してほしい。

目先の試合の勝利じゃなく、長い人生において大切な事という視点。

自分が主役。自分の人生。それに関わってくれる全ての方々への感謝の気持ちと、みんなを主役に出来る力。自分の事だけど、自分以外の事であるという認識が出来た時に、人は本当の幸せを感じられるんだろうな、と思う。

伝える事ではなく、感じる事だと思う。価値観までは押し付けないが、色々な価値観がある事は経験させていく。もっともっと心を解放して自分を出していこう!!

交流してくださった赤穂さん、ルタドールさん、ありがとうございました【礼】