今日は朝から久しぶりの八千代グランドでのトレーニングマッチでした!!
アグア姫路さんに参加をしてもらい、一緒に一日ゆ〜〜っくりと積み重ねさせていただきました。
【積み重ねる】という言葉をどう考えるか???最近はチームにもこだわってもらっている部分です。その日がうまくいかない、思うように出来ない時は積み重なっていないのか?・・・・
そうじゃない!うまくいかなかった時に【どう受け止め、どう次の行動を起こせるか?】が積み重ねの形なんだと思う。
立ち位置を変えて観てみる。。。
全然違う風景のようになる。単純に、【攻撃視点・守備視点】と分けるだけでも見えるものは違ってくる。横から、前から、後ろから、斜めから・・・全然違ってくる事を子供達は知らない訳で、それを伝えるのが我々の役目。
子供達は【最後の選択】をするのが役目だと思う。やるべき事がいくつかあって、それらを自分で選ぶ事。でも、選ぶ事にいくつかの選択肢がある事を教えるのがこちらの仕事。その選択肢の中には子供にとっての都合の良い事も、不都合な事もある。それでも、【考える材料の一つ】にさせる為にも教える必要があると思う。
今日はアグアさんとだったので、よく知っている上に中谷コーチは自分が育成について一番よく話をするコーチの中の一人です。
中谷コーチ自身が強烈な出会いを経験され、それから自身がコーチをやる事にも興味が湧き、若いのに育成というものを真剣に考えられる人。とても柔らかく、子供達が寄り付きやすい雰囲気を持っているから子供との距離感も最高に良い。
威嚇、威圧、正論、そういったもので一方的な関係を作っている方々とは真逆の人であり、チームである。大人の存在感がそのままチームには反映されるものだし、今日は一日本当にアグアさんからの勉強になるプレーが多かった。
広がりを知る為に、狭いエリアを経験する。
狭いエリアを克服する、逃げないようにする、誤魔化す、という事をしないから広がった時の選択肢が多い。使い分けてやれる力がすでにアグアさんにはあった。
うちも目指している形の一つ!【使い分ける】という能力はどの選手にも必要な事です。武器は大事だし、武器から入らないと何かを磨くモチベーションが高くならないのも分かる。だけど、武器に執着し、固執してしまうと【それしか出来ない】になってしまう。それはサッカーというスポーツをやるにはかなり厳しい現状という事になってしまうのです。そうならないように、この年代に関わる大人は【育成】という事をやる訳ですが、この言葉の一人歩きがあちこちで見られる事、自身もずっとずっと悩み続けるこの育成を真剣に考えないといけないと思う。
相手にこだわりがあると、足りない部分や出来た部分もハッキリ分かるのがありがたい!
みんなの表情がそれを物語っている。うまくいかない事があっても、それでもやり続ける事や改善していく事。この年代にその【底力】を蓄えてほしい。人間、自分のテンションが高い時、うまくいってる時なんて誰の力も必要ない。肝心なのは、逆のうまくいっていない時の立ち居振る舞いだと思う。そこに芯があれば、どこに行っても通用すると思える。
それぐらい、40数年生きてきた自分が振り返っても決して【楽しい】ばかりではないし、もっと言えばしんどかった、辛かった事のほうがむしろ多いぐらいなのです。それでも、ずっと変わらず【大好きだ】と言い続けてきたサッカーにだけは背中を向けずにやってこれた事は今でも誇りに感じる。だから、これからの人生ではそのサッカーと同じぐらい【育成をがんばってきた】と誇れる自分になれるようにがんばろうと思います!!
良い刺激をたくさんくださったアグア姫路さん、本当にありがとうございました【礼】