今日は練習試合を予定していたのですが、緊急事態宣言によって対外試合は禁止という事になってしまったので、しばらくは自チームでの活動になりますが、活動出来るというありがたみを感じて積み重ねたいと思います。
毎回のトレーニング。もっと言えば、そのトレーニングの中の一つのメニュー、一つのプレーにどれだけの質を込められるか?が大事になってきます。活動に色々制限が掛かってきているから、満足な時間は出来ない時も増えます。が、【満足な活動】は自分の中の質を高める事によって可能な事です。今の時代、ものすごく【平和ボケ】と言いますか恵まれ過ぎて感覚がおかしくなっていると思います。整えてもらって当たり前ではなく、どんな時代になろうと、主役である自分の気持ちや考え方なんだと思います。そこを置き去りにするから平気で他人の悪口や不満というものへ考えが行く訳です。自分自身を見直す良い機会だと思って、チーム内でも感覚を色々変えていきたいと思います。
天気もずっと不安定だった今日は室内を借りてのトレーニングをしました!
【積み重ね】と言うものの、実際に積み重なっていく子、そうならない子との違いを最近は自分なりに細かく分析しています。指導の現場に触れさせてもらってもう20年になりますが、その間に関わらせてもらった方々の事を思い出しても、色々な共通点が見えてくるのです。
そして、最終的には【人】で決まるという事。持って生まれた、と言うけど持って生まれたものなど多くはない。もっと言えばそれぞれに差はない。そこから【何を与えられてきたか?】によって性格や人格が確立していくのだから、自分次第で未来を大きく変える事だって今からでも出来るという事です。その話を今日はしました。
サッカーには戦術があり、それを実行する個人があり、それには技術が必要で、技術を習得する為の身体の使い方、作り方が大事になり、そう思うべき考え方が必要であり、そう思える人間性という事になるという話。
元を探れば繋がってくるもの。
一つのプレーのミスであっても、成功であっても、それらの要因は必ず辿ればあるという事。
多くの人間は【自分】を疎かにし、与えられたものをこなすので精一杯。その状態の人間には積み重ならないという一つの答え。積み重ねるという行為自体が、自分という人間がやっている自覚の元で成り立つ。無意識には不可能なのです。
そういう事が分かれば今日の【突破】を意識したゲームの中でも、自分がズレてしまっている所や、おかしいと感じる違和感にも気付くようになる。それが分からないまま【うまくいかない状況=面白くない】で片付ける人間は悪いが、そこまでの器量なんだろうと思う。
そういう思考の子にこちらが何かを与えるというのは最も簡単な行為ではあるが、最も価値がない。サッカーの質が変わる、と言うのは【サッカーをやっている個人の考え方の質に変化が起きた事】だという事です。
ファルコとして、この規制された時期を有効に活用していきたいと思います。うまくいかない状況の受け入れ方、行動の仕方、ちょっとずつ変えていきたいと思います!