今日は朝から尼崎でのトレーニングマッチがありました!
素晴らしい芝生でのトレーニングマッチというのは本当に贅沢なものです。ただ、そういう贅沢すら【当たり前】みたいな感覚になると大切なものを見落としてしまうものです。
朝のみんなの様子に疑問を感じた自分は今日の最初はその事について話をしました。空気とか不快感とか、そういう話は毎回の練習でも伝えているような事です。人と人が関わる時間の中でお互いに【配慮】というものがあれば気分良くなるのですが、こういう暑い時期は自分の事だけ考えてしまう子が多く・・・うまくいく、いかないの差は明らかにこういう部分で見えてきます。
アップは【身体と頭】をテーマに行い、あまり技術的な部分は言いませんでした。
ただ、そういう中でも細かい部分を含めた気の回りは3年生がやはり抜けているし、1,2年生はまだまだ周りに合わせた動きしかしないからそれらは全て【後手の行動】になっている事への自覚がほしいと思います。
試合はそれぞれがしっかりと1試合はこなしてくれる形だったのですが、A戦のほうは個々が細かい部分の修正に意識が前向きに向かない所が課題でした。ミスは起きるし、それも含めてチャレンジしようとしている場面ばかりだったのに、ミスすると落ち込む思考にまた入るからプレーがどんどん消極的に、小さい視野になる。この部分はまだまだ心が未熟な所です。ただ、前への選択、プレーは非常に良い判断と仕掛けが多くゴールも量産。前の関わりも少しずつ良くなっています!
B戦のほうは、心の幼さがモロに出た試合。。。
これはこの地域全体の課題と受け止めてほしい!特に、保護者も含めた【覚悟】が必要!!あれこれ手出し、口出しが多く、それに伴い子供自身が考える、乗り越えるという経験が足りないと痛感させられる・・。いわゆるピッチの中での【迷子】になるんです。
【何をしたら良いの???】というのが正直な感想だろう・・・。この地域の保護者、コーチに共通して多いのは【過干渉】なんです。言い過ぎ、与え過ぎるから自ら考えて動けない。相手のほうがスピードも能力も高かった事は事実だが、それらを補うものを持っていても使おうとしない。頭が止まるから身体も止まる。
この夏を迎え、全体がようやく【サッカーやるってどういう事?】というのを考え始める段階。
遅いです!!遅すぎです!!
ですが、これが現状!こちらが先に提示しても絶対に伝わらない事を分かっているだけにここまで常に我慢が必要になります。そして、こういう時期からようやく少しずつ伝えて浸透させていく。かなり大変ですが、この地域でコーチをやる以上はこの覚悟が必要だと思っています。本当はこういう話を少年団、小学生年代のコーチと話をしなければ改善は絶対にされないと思っています。小学生年代の指導者も世代交代が起きてないからずっと自分の考えを変えないままに時間だけが進んでいる状況。。この流れに誰が危機感を感じて本気で動けるか?その大人の人数だと思います。
この【大人】は保護者の方々ももちろん含みます。
過保護、過干渉、という言葉を一度見つめてほしいと願います。子供が育つという場面は【自身で乗り越えた時だけ】だと分かってほしいのです。見守る大人の【思う通り】に起きた事は子供の成長にはなっていない事を分かってほしいのです。
さぁ暑い夏は続きます!子供達の中の何かが動く夏にしたいです!!
がんばりましょう!!
暑い中、素晴らしい環境と対戦してくださった長洲SCさんありがとうございました【礼】