今日は昼間の活動でした!!

登校日があったりして全員が揃えなかったのですが、昼間の時間帯にたくさん慣れておきた所です。そして何よりも子供との対話の時間が有意義に作れるのはこの夏休みならではと言えるし、大切な時間だと思っています。

大人の自分は今でもサッカーを続けています。でも、やっぱりチームの中の風通しの良さというのは最も重要な事だと感じます。言いたいけど言えない・・・聞きたいのに聞けない・・・そういうのが蔓延していると空気が重たくなります。今週末にも大会がある訳ですが、この時期に出来る出来るだけの努力という意味ではこの風通しの部分と、【根っこの部分】はテーマとして持ちました。

今日はトレーニングの序盤の時間は【遊ぶ】事でした。

①鬼ごっこ
②キックベースボール

でした。どうしてこれをやろうと思ったのか?自分がある疑問を最近強く持ったからです。
この目の前の選手達を観て、先日の大会初戦でも明らかな緊張と、アップからの気負いを感じたのです。それをゼロにするとかそういう話ではなく【過度】な理由を探りました。これは昔からずっとなのですが、この状態ではスタッフがちょっと空気を軽くしようとか、そういう手入れでは追いつかない感じです。どうしてここまで過度になるのか?を考えながら対話をしていると大きなヒントを見つけました。

最近の子供達はサッカーというスポーツまで【習い事】に入っています。

だから【きちんとやる】が前提になってくるし、お金を払っているんだから・・・と親の期待も入ります。その中で育つと【言われた事、与えられた事だけ真面目】という姿が出来上がります。ここまでは最近感じていたのですが、それをどのように変化させていくか?の模索した結果、【本気の遊びをした事がない】という事に行き着きました。

遊んだ事ぐらいあるだろう。でも、心動くような本気の遊びをした経験がないに等しい事が分かった。それは子供との対話でいくつかの質問をすると明確に見えたからです。だからこそ、今日のような時間を作り、それを眺めているとその答えもハッキリ見えました。

1年生⇒ガチガチ
2年生⇒ひたすら真面目
3年生⇒遊び上手

という形。とても分かりやすく出ました。どうして3年生は遊び上手になったのでしょうか???と考えれば1,2年生に比べて【感情を出した経験の多さ】です。喜怒哀楽の全てをたくさん出していく中で本当の楽しさが分かるのです。1,2年生はほとんど出していないから楽しむ方法すら感覚が狭い。条件付きじゃないと楽しめない。

本来は、【楽しい】から始まるのに、最近の子は【うまくなりたい】から始まり、うまくなったら【楽しい】に変わるイメージが強い。言い換えれば、途中でうまくいかない時間があると【面白くない・辞める】という選択肢にする。そら、そうなりますよね?って話がようやく見えてきた。

今日の最大の成果は、そこがハッキリ見えた事。

遊びで遊べないみんなの伸びしろはたかがしれている。これからもっと遊ばせようと思う。こう書いたら勘違いする方がいるかも知れないが、何度も何度も言うように【我々の課題】が常にある事を理解してもらいたい。全チームの全選手が必要な事ではない。現時点の我々には必要な要素。

自身の成長よりも、出場もしないチームの勝利だけを喜べるような感覚が優先される環境は育たない事が分かる。大人の美学は子供の成長に反する事のほうがきっと多い。

子供には子供にとっての【最適な】環境が必要であるという事。真剣に考えるべき大人の課題。気付きをくれた子供達!今日もありがとう!!