今日はナイターでのエリート塾とファルコの合同練習会でした!

昼間はまだ過ごしやすい暖かさでしたが、夜はやはりかなり冷え込むし、体調管理が難しい時期でもあるのでこういう時こそ睡眠・食事・運動のバランスを整えてほしいと思います。

中学生はまだテスト休みの所もあったのでいつもの半分ぐらいの参加となりましたが、一人一人の考え方、生き方みたいな部分もやはり差を感じるし、それも含めて未熟な時期なんだと受け止めようと思います。

この年代に大切なのは【完成される事は絶対にない】という前提だと思います。

それがないと余裕を持って関わる事は出来ないという事です。どうしても大人が躍起立って教えたくなり、教えたからには成功、完成させようとしてしまう所が出てしまいがちですが・・・そうではなく、未完成であってもそれがきっかけになって色々な物事の捉え方や受け止め方が変わるという事が起きるので焦らずに関わっていこうと思います。

実際に選手の多くは変化が出てきているし、それは日頃のみんなが変わったんだと思います。

この年代の子供達は色々な意味で習慣が付きやすい。

それはもちろん良い意味でも悪い意味でも、です。だから良い習慣のほうが身に付いてしまえば変化はあっという間なのです。ボールの触る基準、身体を置く位置の基準、そういったものがちょっとずつではありますが、この地域の子でもやっと変化が見られるのです。ずっとずっとここ20年間、、、もっと言えば自分が小学生の頃から教えてもらった習慣ってその教える人が持っていた習慣だけだったのでみんなが同じ形を無理の教えられていた印象でした。もちろん当時はそういう知識がなかった事もあるし、情熱だけで指導というものが成り立っている時代だったからというのもある。

そこから自分なりに自分のサッカー観を捨てて、多くを学ぶ事にした。そこから出てきた【正しさの共通点・もしくは失敗の共通点】を見つける事が出来て修正や改善を行う事が出来てきた。

ただ、近年は便利と並行して【諦め癖】みたいなものが根強くなってきている印象もあり、自分達の時のような【絵に書いたサッカー馬鹿】みたいな子は本当にいなくなったと思う。様々な事に【バランス】が重視され、特徴が減り、個性が減り、強引さが減り・・・ミスが減った、というような印象がある。

これって育成において【成功】って呼ぶのかな〜?と思う所があるけれど、各自の中の芯とかブレない何かが育てば良いのかな、と思います。

うまくなるという事がどういう事か?をようやく真剣に考える子が増えた。

方向性がズレたとしても、真っ直ぐに考える、真剣に考える事に意味が出てくる。

頭の中に変化が大きく見られる今、各自ボールを触る時間にもきっと変化が出ていると思う。その各自の時間に変化が出てこそ、こちらとしては【指導の成果】と呼べる気がする。

良い習慣が日常に加わってこそ本物。一瞬練習の時だけ意識しても継続しなかったら同じ。その時に変わるものなんて、すぐに失うものでもある。

大事なものは簡単には忘れたりしないだろうし、そうであってほしい。サッカーに限らず、だ。

まだまだ良くなれるって事を忘れないでがんばっていきましょう!!