今日は平日でしたが練習試合を行いました!
せっかくの冬休みなので、みんなの試合での変化や成長も見たいし練習でやってきた事がどれだけ出来るか試させたいのもあるので本当にありがたい機会でした。
今日の相手は社会人のサッカー繋がりから交流のある水本先生が顧問をされている加古川中学校さんでした。大きなグランドだな〜と感心していたら・・・それもそのはず!学年に8クラスもあるというマンモス学校です!!そんな大きな学校ですが、サッカーの人気はイマイチらしく(苦笑)、部員もカツカツだと聞いていました。さらにこの時期ですから体調不良などもあって今日はうちから貸し出す形になりましたが・・・・うちの中の調子の良い子、色のある子、を敢えて相手チームに出てもらって対戦すると・・・という良い発見が出来たのは大きな成果の一つです!
また試合という場だからこそ気付いてくれる機会になりやすいと言うのもあります。
練習の時にも【一応】は伝えます。
『試合の時にそんなんで大丈夫か?』みたいな事を・・・。
ただ、そういうのは本当の試合でしか分かってくれない子が多いし、もちろん自分の伝え方もあるけれど、経験させないと分からない事のほうが圧倒的に多いという事ですね!
そんな中で、うまくいかずに涙を浮かべる子もいました。
同じ男です!気持ちは十分分かります。でも、『助けたい』の気持ちが『優しい言葉』だけでは男は男になれません。みんなはまだ少年です!ここから大人になっていくのですが、その為の大事な大事な経験なのです。心を使い、心を痛め、傷つけ、苦しいとか胸が締め付けられる思いとか、そういうものと向き合った先に【凛々しい表情】になるのです。
今日だけでも1年生の数名が変わりました。スイッチを自分でがんばって押しました。めちゃくちゃすごい事だと感心します。心に強く攻撃はしますが、折ってしまうと大人としてはやり方が違うと思っています。自分のやり方は心を折らずに、心の深い部分に問いかけ、見つめさせる事をいつも考えてやっています。
短い時間の中でも変化した子、成長した子がいた事は今日の最大の成果です!
途中には厳しい話もしました。罵声とか、そういう事じゃなく【本当に今日という日を戦えているのか?何か残す覚悟はあるのか?】というような事です。コーチの言いなりになるという事ではなく、反発をするという事でもなく、【僕はこうしたいと思っていました】の意思がある事。そういう心の部分の成長が必要だと考えています。
グランドに着くとすぐに準備している相手チームに一番に目を配り手伝った雄斗くんと竜生くん。。。その成果は素晴らしいと同時に、その同じ時間に自分の準備で精一杯の子、自分の準備だけでも遅れている子、違いがあるのは当然だし、みんなが同じように気付くなんてもちろん思ってもいません。ただ、同じチームの中でもそうやってすでに前を走っている人間がいる事を知っておく必要はあるという事です。
昨日トレーニングに参加してくれた小学生達にも言いましたが、
【自分で作る目標と基準が低いから自分で安心したり努力をしなくなる】
という事です。現時点では絶対に届かないとしても【そこにいくんだ!】という強い決意があれば身体と行動はそちらに向いて動くんですよ。それが大事だと思います!
良い選手間の繋がりもたくさん見れた。出来の悪さに自分で落ち込んだ子が顔を上げてプレーで自分の心に打ち勝った子。良いプレーをしたからこそ疑問を持ち、より良いものを作ろうと動き出した子。武器の出し方、使い方、良い守備と良い攻撃は表裏一体である事。
相手チームに入ったからこそ見えた【ファルコというチームの姿】などなど・・・。得るものがたくさんありましたね!
交流だからこそ生まれる大切な経験を今後も大切にし、今日得られたものが【新しい自分の中の基準】としてアップデートされる事を楽しみにしています!
加古川中学校のみなさん、ありがとうございました【礼】