今日のナイター練習!!

非常に寒かったのですが室内トレーニングを行いました。この時期、この寒さの中でゆっくりと子供と話すのはかなり難しいし、体調の事も考えると室内のほうがかなり効率が良いと思っています。プレーに関しても、技術面を付けたい時にはこちらのほうが形を覚えるには良い事が多々あります。

今日の子供達を観て・・・活動が満足に出来ず、その分各自の意識に任せている所は多いので、こちらが望むような形にはなかなかなりません。。。

もうちょっとがんばってくれたら・・・・
もうちょっと努力してくれたら・・・・
もうちょっと・・・・

って下心が出てしまうのがコーチという仕事。

その葛藤を20年近くも続けたのですが、最近になってようやくそれを受け入れる事が出来るようになりました。

例えば週末、全体の活動がなかった時に【少しは自主練習をしてほしい・・・】なんて下心があると、次出会った時にやっていない選手を観て勝手にショックを受けたり【自主練習しないとうまくならないぞ!】なって半強制みたいな事を言ってみたり・・・そんな事を多々やっていたのですが、今は【あ!またリセットされちゃいました】と思える(笑)

それはある意味諦めのようですが、単純に【これが現実か!】って事です。期待もしないし、ショックも受けない。それが今の自分です。

期待しているからね!!と平気で言ってしまうと子供にプレッシャーを与える事になる。そして、そのプレッシャーをはねのけ、期待通り、以上の結果を残すと【本人以上に喜び一喜一憂する事になる】のです。

子供に関わる大人が一番やってはいけない事が、その【一喜一憂】なんです。コーチを始めた頃は、そんなコーチがハッキリ言って保護者ウケしていたのです。子供に近い、お兄ちゃんみたい、なんて言われてチヤホヤされた20代(笑)。

そこから一喜一憂コーチからちょっと進化し、【メリハリコーチ(自称)】になった30代(笑)

ここでの自分は必殺【身勝手アメとムチ】です(笑) 勝手に機嫌を悪くし、勝手に不機嫌になり、自分の都合で機嫌の良い日は褒める。というのを良い解釈にてアメとムチだと思ってました(笑)

そこから40代になり、ようやく【主役が自分じゃなくて子供】になってきたという流れ。

だから期待をしなくなったのです。子供が主役になりたいのなら応援し、脇役になりたいのならそれを応援する。みんなが主役でないといけないとか、ここまでやらないといけないみたいな発想がなくなりましたね!

それだけにゆったりと観れるようにはなったのですが、目の前の子供達は思うようには変化しないし、理解をしてもらえません(笑) ただ、それも含めて自分の伝え方が悪いと思っているし、自分が未熟だから今の状況が全て、という事で期待も、ショックもないというのはそういう事です。

ありのまま、今のまま、それしかないんです。

子供達は、まだ【失敗は恥ずかしい】思考から抜け出せません。

これは日頃の関わりが逆説である【成功しか誉めてもらえていない弊害】だと思ってください。口では保護者の方々も、【失敗したらいいんだよ。】なんて言うとしても、結局は成功したり、勝ったり、結果を残したり、みたいな時しか誉めてもらえていなければ同じなんです。

ここが大人のハマる所です。口先では言っても頭の中、心の中は違っている、って事は子供は見抜きます。

自分は失敗を恥ずかしいと思う以前に、成功が当たり前に出来るレベルにまで努力しなさいと言います。最初から出来ない事がどうして【失敗・ミス】と言うのか?逆に不思議でなりません。出来るようになった事が出来なかった時に【失敗・ミス】なんでしょう??まだ成功していないのに・・・・です。

みんなの思考がまだまだ幼い所にある事に気付かされた今日のトレーニング!まだまだ課題は山積みですが、前向きにがんばりたいと思います。