今日は朝から2ヶ月以上ぶりにバスでの試合遠征。

まだ先週からやっと試合形式が出来るようになってきているので試合勘みたいなものは随分と薄れてしまっています。ただ、それ以上に選手としての、個人としての色を出すとかやるべき事の優先順位はあるので試合の中でうまくいってる、いかないなどには全く問題を感じていません。それよりも今やるべき事や今見つけるべき事に目が向くかどうか?目先の事になっていないか?本当に考えるべき時です。

今日は素晴らしいグランドに呼んでいただき、バサラ須磨さん、山猿さんとのトレーニングマッチを行わせてもらいました。

アップのスペースが狭く、なかなか思い切った事は出来なかったのですが、自分の意思を動かす、身体を動かす事は出来るので、そこは意識してやれていたと思います。

今、試合に最初出るメンバーを選ぶ基準は【個の色が強く出ているかどうか】だと話をしました。成功、失敗の割合とかそういうものではなく、自分自身を変えようと、動かそうとしているか?の部分。育成年代において目先の得点、勝利などには何の意味もありません。また正直、応援してくださる保護者の方々であっても、そこに一喜一憂するようでは日々の中で子供は育ちません。

【覗けるか?】のプレーを今自分が選手を通してこだわっているのですが、まだまだ目先の意識に引っ張られています。

もちろんやれている事、やろうとしている事も見えます。

成果もたくさんあります!ですが、フッと消える時間があるしその回数が多い事も事実。
これから暑い季節になれば尚更思考が止まりやすくなります。そういう中でも、考え続けられる選手であってほしいし、それはチームの為ではなく文字通り【自分の成長の為】以外の何ものでもありません。

だから敢えて【やりなさい!】という言葉を使う事になる。やったほうが良い、は【別にやらなくても良い】と言ってるのと同じ。

言葉の選び方で子供のアクションが全然違ってくる事が今になってよく分かる。

前向きなアクションはたくさんあったけど、試合の合間やハーフタイムには【よくやれていると思うけど、みんなの最高のプレーを基準にした場合には物足りない】という感想は伝えました。

うまくいってるとついつい気を抜いてしまいがち。

ほんの一週間前に3年生に何も出来ずに好き放題やられていた記憶を何度も思い出してもらっています。せっかくの良い経験を忘れて前に進むよりも、あの基準を思い出しながら進むのでは大違い。もっと前向きな強い意識が必要だと感じます。

まだまだ直線的な動きが多いし、当然それに比例して選択肢も減る。

多くを観る事で、多くの情報が生まれる。今はそれをたくさん繰り返してほしい!その経験を多く積んでおく事で、自分が【勝負すべき時】に出せる武器を選べる事になる。未来の自分へのプレゼント!!それを忘れないように積み重ねていきたい!

こうして試合が出来る事、良い環境でやれた事は君達だけの力ではありません。きちんと感謝の心を忘れずに毎日を大事にしていきましょう!!

対戦してくださったバサラ須磨さん、山猿さん、素晴らしい環境をありがとうございました【礼】