季節が変わったと分かりやすいこの時期。

桜というシンボルの開花によって春が来たと分かるのですが、気温差が身体には少々きついこの時期はみんなの動きがいつもより重たくなる事も知っています。これは理屈ではないですが、経験からそうなっているのです。

だから身体の重たさに関しては別に問題視をしていません!ただし、心のほうは別問題です。学年が変わり、後輩や先輩が出来て環境が変わる中で1年生というものは新鮮で気持ちの良いものですが、惰性になっている2,3年生はこの時期が一番緩みます・・・。

今日はその象徴とも言える日でした。

新2,3年生で参加した今日のトレーニングマッチ!

神戸SSさんに招待いただき、神戸SSさん、ヴィッセル神戸UMDSさんとのゲームをさせていただきました。クラブユース大会の期間中という事もあり、35分ハーフのゲームを体感させてもらえたのはありがたい事でした。

そういう中で、昨日のナイター練習で気持ちのスイッチを入れるという話をしたにも関わらず今日も試合時間からの逆算で動いているようには見えなかったし、気持ちも身体もユルユルのまま試合を迎えてしまいました。

当然そんな状態でうまくいくはずもなく・・・。

各自の持っているものを【無理に出す】事で自滅の展開でした。各自の持っている武器は状況に応じて出さないと効果はありません。何も考えずに前半が終わり、やっと考え出した時には1試合が終わりました。

全く頭が動いていないし、新3年生は【声を出せば空気が良くなる】と絶対に思っている。
だから目的は【空気を良くする】のではなく【声を出す】にいってしまい、結局【ただの声出し】になってしまっていた事に気付いていないと思う。そういうのを【ただのパフォーマンス】だと言ってるし、少年団などがよくやっている事と同じ。みんなで仲良く声を出して体操し、ストレッチし、整列の時にも声を掛け合って入っていくというあの例のやつです。

大人になっていく、という事は自分に責任を持つという事なのです。

みんなに合わせ、顔色を伺い、自分を殺す事ではありません。今やるべきは堂々と顔を合わせて意見を言い合い、すり合わせ、より良いものを生み出していく努力なのです。

それを恐れて【恥ずかしい・・・間違っていたら・・・】ってな感じで意見も感情も殺してしまうのが今の子供達に多く見える事。そして意見を言わず、言わせずに、【はい!】って返事させておけば【素直な良い子】の称号を得る。

そんなもんで強く、優しくなれる訳ないだろ???まだこんな感覚にしがみついている今日の2,3年生には落胆するぐらい強烈な酷い出来でした。。。

自分はグランドを離れれば感情を引きずったりはしないし、切り替えている。

でも、グランドの中でもっとファイトするみんなじゃないと価値がないと思う。平日の試合って当たり前じゃなくて、誰かのおかげで色々成り立っている事を本当に理解する必要がある。今日のような甘さで上を目指している、という事自体が間違っている事に気付いてもらいたい。

厳しい話もしたが、今より良くなりたいと思うならば【10番じゃなく1番を必ず目指せ!】という意味をよく考えてほしい。自分なんかじゃ1番は無理だよ・・・と思った瞬間から全てが無理となる。諦めるのは誰だって、いつだって出来る。それは最終であって、今やるべき時じゃない!もっとあがいて、もっと歯を食いしばって・・・そんな時間も経験の中には絶対に必要。

うれしい、楽しい、ばかりで上へは進めない。自分で自分に厳しくが出来ないならばチームも強くはならない。今日は散々な内容だったけど、これもいつかの為の土台になっていくんだ。本気で変わりたいと思った人間から【行動で示す一歩】を踏み出してくれ!

楽しみにしています!!

対戦してくださったチームの方々、ありがとうございました【礼】