今日は朝からまたリーグ戦があり、社中学校さんへ行きました!
金曜日のナイター練習試合からの3日連続。身体も心も疲労はピークです。
でも、どうしてそういう状況を作ったのか?!ももちろん理由があります。コーチは一人一人の本当の気持ちを育てていきたい気持ちがあります。1年生もある程度生活に慣れてきました。どんな状況であれ、慣れてくると【こういうものか】という気持ちが生まれます。良くも悪くも慣れというものは人を安定させてしまいます。
自分はこの年代に一番大事な【心の揺れ動き】をたくさん経験してもらいたいのです。うれしい、楽しい、悔しい、悲しい、面白い、などなど。そういう自分の心をいっぱい動かした人間は大きくなり、人の痛みや気持ちが分かる人になると思っています。だから、この時期みんなが一歩前に進んできていると実感があったこの時期を選んで少しハードに組んできました。
この3日間で本当に良いものが出てきました。
各自にフォーカスをした時に、あちこちで良いものが出てくれました。自分がやろうとしている事はもしかしたら保護者の方が望む形とは違う事かも知れません・・・。
保護者の方々からすると【良い思いと良い経験】を求めると思いますが、それはなかなかセットには考えられません。【弱い心と向き合う経験と一歩踏み出す行動】をセットと考えています。だから、この向き合わせる期間には保護者の方々からも多くの不信感を持たれるかも知れませんが、どうか安心してほしいのは意図的に落ち込んでいるかのような状況を向き合わせている事を理解してほしいのです。そうしないと前には進めない事も分かってほしいのです。
今日は社中学校さんとのゲームでしたが、非常に1試合を通して最後までよくやりきってくれたと思います。
望むような結果はなかなか出ませんが、何が大事で必要なのか?は選手自身がよく分かっています。それを今後、行動としてどれだけ出せるか?だと思います。出ている選手も、交代で出る選手も、出れない選手も、一人一人が今よく考えてくれています。試合中に相談してくる選手もいます。みんな悩みながらも、前に行きたいと思っています。その背中を押すのが自分の役目だから、こちらから引っ張るのではなくがんばろうと思った時に背中を押していこうと思います。
仲間の為、自分の為に身体を張れる子は増えたと思うし、その気持ちをしっかりとプレーに出せるという意味では自分はこのチームに大きな自信と誇りを持っています。
もちろん上手くないし、強くもない。だけど、今よりも良くなりたい気持ちを素直に出せるみんなはどんどん良くなるしかありません!この先輩の姿を観ている1,2年生達もいよいよ心が動いてきました。
練習試合でも、しっかりと走れる、ドリブル、パス、選択肢という事が意識出来るようになってきました。多くのチームはトップチームだけを強化されますが、うちにはそんなAもBもありません。だからこそ全員が前を向いて努力出来るようにしていきます!
試合を経験しながら多くの気付きを得ている今のみんなの表情や空気がとても良いものであると思っています。
そういう中でもいつも楽しい訳じゃない、という所にまた価値があります。男の子です。不機嫌に、イライラもします。そういう時間もありながらの笑顔にこそ本当のカッコ良さが見えるような気がします。
痛くても試合に出たいと強い気持ちを言えるようになってきた1年生や2年生。無理をさせる訳にはいかないので慎重にはいきますが、そう思える気持ちに成長を感じます。
ずっと3年間【発展途上】な選手達ですが、今後の自分がどういう状況になっても前を向いてがんばれる為の種撒きを今の間にしっかりとやっておきましょう!!
会場準備と試合をしてくださった社中学校さん、ありがとうございました【礼】