今日のナイター練習!!

夜になると気温が一気に下がってくるので練習前の時間に身体をほぐしたりも必要な時期になりました。全体でやると意識が散慢しやすいので伝えるのは全体ですが、後は各自の意識に任せる事が多くなります。結局やらされたものは何一つものにはならないので、各自の意識が芽生える時期を待ちたいと思います。

今日は最初は軸を意識した動作からやっていきました。

人って軸があって動きがあるのですが、流れ作業のように動いてきたみんなは意識せずにやっている動作がほとんどで・・・つまり【これまでの習慣の積み重ね】が今の自分の動作になっています。

それがズレてしまっている(サッカーをする上で)と当然修正には時間が必要になるし、意識も強く変えないといけない。軸を上手に使えるようになればあらゆるプレーに効果が出てくる。と言うより、全てのプレーには軸が必要なので、そこを意識してやるのとたまたま出来た、では全く効果が違うので意識してやってもらうようにしました。

アップを終えてからは相手がいる状況下での身体の使い方をやりました。

でも、この時から【???】と思う事が多かったのが、参加してくれた小学生を始め、1年生のほとんども加えたメンバーが【守備ってどうするの???】という感覚が異常に浅かった・・・(笑) 極端に言えばボールを持っている相手(攻撃側の選手)に突撃していくだけの感覚しかありません。

寄せる、止まる、追い込む、奪う、という言葉は小学生の時に経験していないのです・・・(恐らく少年の時の指導者は言葉だけは伝えたはずですが。。。)。

結局、抜かれた【後】に【もっとこうしないと!!】みたいな【後出しジャンケン】の指導をされてきているから子供達にはほぼ残っていません。誰だってそうです。後出しジャンケンなら誰でも得意気に言えるし、でもずっと追いかけた事ばかりだから改善しない。

一つのプレーでミスが起きた時、多くの要因はそのミスした瞬間ではなく流れの中からの判断ミスがほとんどなのです。でも、その流れにコーチの目が行かず、ミスした瞬間ばかりだから後追いジャンケン方式でコーチングし、【分かるだろ??】みたいに無理に押し込んで来られているのです・・・。それが今、小学生や1年生から結果として出てきている事を少年の指導者はもっと考えてもらいたいのです。先で預かった選手達はどうなっているのか?育っているのか?自分は何を伝えてあげるべきか?などを・・・。

親も、先生も、コーチも、

結局、【その場凌ぎの局面打開策】を教える事が多いから子供達は分かったようで分かっていないままなんです。。。

局面をいくら詰め込んでも先ですぐに忘れています。局面ではなく流れを大事にして、起きたミスに目を向けるのではなく、【どうして起きたミスなのか?】の流れから考えられる思考を持ってほしいと思います。

そんなトレーニングをしながら、最後はガチンコ1対1で締めました。勝ちたい気持ち、決めた喜び、決められた悔しさが全て混在し、最後は明也くんと丈斗くんのプライドを懸けた大一番が行われ、二人最後まで満身創痍の結果、、、決着は着かずに終わりました。終わってからも【俺のシュートのほうが良かったから俺の勝ち!】とか【いや、俺のほうが惜しかった!】などと負けを認めない争いを行っていました(笑)

勝負にこだわる!でも、勝敗が全てではない。これはずっとこだわりながらやっていきたいと思います!