二日目の朝。
この日も快晴で、グランドも芝生の素晴らしい環境。
自分は起床時間よりも数時間早く起きてトレーニングに出ました(もしかしたら外で誰かと出会えるかな?という期待も込めて)。
現実はそう甘くはありませんでした(笑)
みんなと同じ時間休んで、みんなと同じ時間がんばって、みんなと同じ時間楽しむ。
この感覚で抜け出せると思いますか???
世の中のみんな同じなんです。
勝敗という結果は目に見える一つの基準ですが、その結果を【負け】と認めるのは本人次第なんです。
どうせ自分は・・・って先に自分が決めているからなんです。
だから戦えない身体になるし、思考になる。
その感覚で日々の時間を送るから状況は変わらない。
【仕方がない】
の言い訳で終わる。大人も子供もみんな同じ。
うまくなりながたっている多くのサッカーチーム、選手と出会えたのがこの遠征。
そんな中で小さな基準の中、小さな思考の中でずっと悩んでいる風のみんな。
○○風となれば、似ているだけで違うって意味ですよ。
考えている風
うまくなろうとする風
悩んでいる風
がんばっている風
悔しがっている風
声出している風
の連続。そして、それらをジャッジし、自分好みに仕上げてきた大人の責任。
響かない心と向き合うのはあまりにしんどい作業なんです。
それでもみんなの期待と信頼を受けて預かっている時間を1分1秒無駄にはしたくない訳です。
手っ取り早く厳しい言葉、厳しい罰ゲームみたいなもので【やらせる】手段は簡単です。ですが、そんな一時の事をさせてもその時の自己満足だけで終わるんです。
だから時間をいくら掛けてでも【自分の心を自分で動かす】まで持ってこないとサッカーの指導は始まりません(という理屈から最初にサッカーに関わった方がそれをしないといけないはずなのに、目先の勝利、結果に引っ張られるのが現状)。
なかなか変化は目に見えるものとしては出ませんでしたが、そんな中でも寝食を共にしている強烈なメリットのおかげで選手同士の仲は急速に深まった事や、2年生の感覚が一気に伸びた事は間違いありません。
2日目終了時のミーティングでは各自のチームベストイレブンを書いてもらい、理由とチームに対する要望も書いてもらったら相当の成長が2年生にはあり、逆に1年生は【やっていないうしろめたさ】を隠そうとする文言ばかりでした。
僕は自分で認めているから許してください、みたいな・・・。
あのね、スタメンに入ってがんばってください、なんて思っていませんよ。君自身が今の自分を動かす事にしか興味はないんです。それがピッチの上であろうが、ベンチであろうが、自分の大切な時間には変わりはないのです。諦めて、認めて、戦う事をしない事が問題だという話を合宿中、何度も伝えました。
2日目終了、前進はありませんが【きっかけの芽】はあちこちから出てきました。