認知症の人と家族の会:若年性認知症本人・家族のつどい

9月6日(日)、京都市上京区にある京都社会福祉会館で、予定されていた講師のご都合により、代りに高林講演、原口ゲーム担当の二人で伺いました。

介護家族と本人さん、介護を終わって世話人になられた方、長年活動を担っておられる方、福祉施設からは職員の方、と立場の異なる方たちが来られるとお聞きしていました。

当日本人さんとご一緒に来られる家族の方にお出会いした途端、この会のA会員だった昔のこと、B会員になって世話人に連なっていたころのことが走馬灯のようによみがえり、身につまされました。介護保険で助かるとはいえ、社会の理解が皆無であった時も今も、家族の苦衷は変わらないと痛感しました。
本人さんたちが退屈されるので、話しはそこそこにゲームに移りました。

症状や体力が様々にちがうので、ルールもそこのけに楽しまれる方に引張られがちで、スリーAの予防ゲームとは言いがたい展開になりました。でもそれは、この日の催しの性格上、許していただきたいと思います。

異なる立場で参加された皆々様に、等しく楽しんでいただけたかどうか、心もとないものを残した一日でした。ところが後日、世話人のお一人から電話がありました。
今後の“つどい”で、スリーAのシーツ玉入れをしたいから、シーツの作り方、サイズを教えてほしいとのご依頼でした。

ああ、やはりスリーAのゲームは、家族の会「本人・家族のつどい」でも楽しんでいただけたのだ、と安心しました。(高林実結樹記)