からしだね教室3回目

からしだね教室は8月から始まって、10月14日が3回目でした。2回目からは一組みの親子さんのお顔ぶれが代わったものの、毎回お二人の本人さんと付き添い家族のお二人、及びリーダーとアシスタント、その他のスタッフ4人はお仲間さんに徹しています。

介護保険を既に申請しておられるお二人ですが、月に1回の教室で果たして良い影響があるのかどうか、気がかりながら始めたのでした。
ところが3回目には、1回目とは違って、本人さんがはっきり顔を覚えてくださっていて、とてもにこやかな表情で教室に入ってこられました。
始めは言語の理解が困難な症状とお聞きしていたので、会話が交わせるかどうか心配でしたが、まるでウソのように、ゆっくりですが会話を交わしておられるのを見て、感動してしまいました。付き添いの奥様も教室の雰囲気にすっかり溶け込んで、スリーAの予防ゲームに浸って笑ってくださいました。
お二人の本人さんは、シーツ玉入れの時が最高潮になられて、ルールも何のその、両手でボールをかき集める元気一杯の競争のようでした。私もそれを見て、おなかが痛くなるほど笑いました。

月に一度しか…、と心配していたのが杞憂のように思える一日となりました。
お二人だけのための教室、と思うならば運営面からは異論もあるかもしれません。でもご家族を入れて合計4人の笑顔に接していると、“からしだね教室を続けたい”という思いが大きくなります。

参加申込が次第に増えるようにと願わずにはおれません。地域に必要であるならば、自然に申込が増えてくるだろうと思って申込の連絡をお待ちしています。(高林実結樹)