奈良県に二つ目の兆し

奈良の方から電話がありました。まだお会いしたことのない方です。グループホームに勤務しておられ、スリーAに関心を持たれたそうです。

奈良県には既に、静岡のスリーA指導者研修を受講した方たちの手で、スリーA方式の認知症予防教室が行われています。葛城市役所と葛城市社会福祉協議会の協働による事業で、今は2期めの実施中です。そこへ実習見学に行った、との報告の電話でした。

その報告電話に私は驚きました。

「参加されているお年寄りの笑顔がすばらしい。是はホンモノだと思った」
と言われるのです。しかも来年6月ごろに開催予定の、静岡スリーAでの研修を申込んで、自分でもスリーA方式認知症予防を仕事に取り入れたい…、静岡にはもう電話を入れた、と言われました。

「心、声に発す」と聞きますが、ほんとうに明るい声で、受話器をもつ私まで弾んでくるように嬉しい電話でした。

葛城社協の予防教室担当の方たちが、スリーA精神を自分のものとして、“優しさのシャワー”をそそぎ続けておられる教室の様子が、目に見えるようです。

奈良県に二つ目の芽が出ますように。 (高林実結樹)